9月16日(火),学術交流会館第1会議室において「利益相反セミナー」を開催しました。利益相反を対象とした全学的なセミナーは今回が初めての開催となります。
冒頭で本学利益相反審査会会長である安田和則理事・副学長から挨拶があった後,「産学官連携における利益相反の考え方〜大学の利益相反マネジメント」と題して,新日本有限責任監査法人の公認会計士である江戸川泰路氏から,利益相反マネジメントの目的,方法及び留意点などについて,実際にあった事例をもとに,最近の利益相反に関するトピックを交えて講演いただきました。
講演の中では,大学における責任と産学官連携活動による利益や責任とが衝突する「利益相反」は,日常的に起こることであって,決して回避するものではなく,大学として適切なマネジメントを行うことが必要であり,それが大学として相応しい社会的信頼の確保につながるといった説明がありました。
会場に集まった約100名の参加者は熱心に講演に耳を傾け,利益相反マネジメントについての理解を深めました。