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リサーチ・アドミニストレーター(URA)の全国大会を開催
〜500名を超すURAが議論

 9月17日(水)・18日(木)の2日間,「第4回URAシンポジウム・第6回RA研究会合同大会」を本学にて開催しました。全国から,参加機関125機関,参加者510名が学術交流会館に会し,これまでの活動の成果を報告し,今後のURAのあり方について議論を行いました。学術交流会館大講堂の定員300人を超える参加者に来学いただき,開会式と閉会式では,大講堂の様子を小講堂とロビーに中継しての実施となりました。
 「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」(URA事業)は平成23年度から,本学をはじめ15大学で,大学全体の研究推進を担う人材の育成・確保を目指して始まりましたが,現在では,研究大学強化促進事業など新たに文部科学省から公募される事業でも雇用が進み,全国の大学・研究機関に拡がっています。
 プログラムは,基調講演として文部科学省科学技術・学術政策局の川上伸昭局長に科学技術イノベーションの推進についてご講演いただいた後,20の口頭発表セッション,81のポスター発表と,多様な議論の場を設けましたが,廊下まで立ち見の参加者が溢れる口頭セッションも数多く,改めて全国に広がるURA事業の拡がりを実感しました。
 URA事業最終年度である今年度の本大会は,15大学を代表して本学が大会実施主幹校となり,本学URAステーションが中心に,「次に繋がる仕組みづくり」をテーマに準備を進めてきました。
 特に本学企画セッションとして行ったワークショップ「URAシンポジウム全体討論」では,事前にランチセッションとして,参加者に6名ほどのグループに分かれて自己紹介やアイスブレイクを行っていただき,その後の全体討論をグループでの密な議論,各部屋での議論のシェア,閉会式での各部屋の議論のシェアへと繋げる工夫をし,短い時間,手狭な会場での「大討論」を実現しました。また,このワークショップでは,平成25年度大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業の補助金でURAステーションが開発した「北大型イノベーション対話」の手法を活用し,参加者からは,有意義な情報を得るとともに,組織を超えた人脈ネットワーク作りができたという感想が寄せられました。
 また,他大学のURAの皆様から,「ホスピタリティーが最高だった」「北大のチームワークが素晴らしい」「北大URAで働きたい」とのお褒めの言葉をいただけたことが,何より嬉しく,URAステーションにとって今後の励みとなりました。
 2日間のプログラムや口頭セッションで用いられたスライド,ポスターは,大会Webサイトで公開しています。
 URAとはどういう仕事をするのか,何を目指しているのか,URAで大学や研究環境はどう変わっていくのか,ご関心のある方は,ぜひご覧ください。
 最後に,運営にご協力いただきました皆様に,この場を借りてお礼申し上げます。
◆問い合わせ先
創成研究機構URAステーション
第4回URAシンポジウム・第6回RA研究会合同大会事務局長 江端新吾
E-mail:4thura_6thra%cris.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)
URL:http://mvs.cris.hokudai.ac.jp/ura_sympo/

*URAステーションは,平成24年10月に本学に誕生した組織で,全学の研究戦略の立案,外部への情報発信,大型研究企画の支援などを担当する部署です。
URAスタッフがTシャツでお出迎え

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各会場は大盛況

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雨天につき室内で「ランチピクニック」

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懇親会:川端理事・副学長の発声で乾杯!

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(創成研究機構)

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