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法学研究科が台湾法官学院(台湾)との部局間交流協定を締結

協定書にサインする亘理研究科長と呂太郎院長

協定書にサインする亘理研究科長と呂太郎院長

調印後の記念撮影

調印後の記念撮影

 法学研究科では,9月26日(金)に台湾法官学院(台湾)との部局間交流協定を締結しました。ファカルティハウス「エンレイソウ」で行われた調印式には,台湾法官学院からは呂太郎院長,林晏如法官及び楊思璇法官の3名が,本研究科からは亘理 格研究科長をはじめ3名が出席しました。また,ご来賓として,駐日台北経済文化代表処から陳桎宏札幌分処長をはじめ2名に出席していただきました。
 台湾法官学院は,2001年に「司法院司法人員研習所」として設立され,2013年に新しい法官法の施行に対応するために,組織再編を経て現在の名称に改められました。現在は現職裁判官の再研修と訓練を行うと同時に,独立して研究活動を展開しており,国内外の学術機関や司法機関との交流活動を積極的に推進しています。
 調印式後は,札幌地方裁判所の奥田正昭地方裁判所所長を表敬訪問し,その後,札幌地方裁判所の4名の裁判官との懇談会では,裁判官の養成・研修,裁判員裁判手続きや実際の訴訟運営上の問題等を含む裁判所の現状に関しての活発な意見交換が行われました。また,裁判員裁判用法廷や通常の法廷の見学も行われました。
 この部局間交流協定に基づき,両機関の交流が活発に行われることを期待しています。台湾法官学院からは,本研究科に客員研究員として裁判官が派遣される予定です。

(法学研究科・法学部)

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