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総合博物館で「2014年度前期ミュージアムマイスター」認定式を挙行

 総合博物館では,平成21年度より「ミュージアムマイスター」認定コースを設定しています。本コースでは,本学が目指す全人教育を全学的に展開するため,専門の学部教育に至る縦割り型の教育システムに,全人教育というキーワードで横串を入れた教育プログラムを展開しています。「導入科目」「ステップアップ科目」「社会体験型科目」の3つの段階から成る教育システムを設定し,課題探究能力,協調性と自主性を備え,問題解決能力,コミュニケーション能力,マネジメント能力を持ち,自己評価の視点を身に付けた学生を育て,広い視野と,社会貢献とボランティア精神の涵養を図ることを目指しています。
 ミュージアムマイスターの認定要件は,導入・ステップアップ・社会体験型科目を各4クレジット,合計12クレジット以上取得し,基準GPAによる基礎学力(平均点以上)を加味しています。さらに最終面談でもコミュニケーション能力を審査するため,博物館教員による面談以外に,マイスター候補生によるプレゼンテーションを行い,高いコミュニケーション能力を有する学生をマイスターとして認定しています。
 秋深まる中,総合博物館で新たなミュージアムマイスターが誕生しました。24人目のミュージアムマイスターとして認定されたのは,水産学部2年の山内彩加林さんです。10月29日(水)に認定式を執り行い,博物館教職員やボランティアらが見守る中,津曲敏郎館長から認定証が授与されました。山内さんは,「高校までは人前に立って活動することが苦手で,そうした経験もありませんでしたが,ミュージアムマイスター認定コースのプログラムを通してたくさんの人々と関わる機会を持ち,自分の新しい一面を開拓できました。これからも頑張っていきたいです」と顔をほころばせました。式に出席したボランティアの濱市宗一さんと森 淑子さんは「これからの活躍も楽しみです」,同コースや北大ミュージアムクラブMouseionで共に活動している水産学部2年の岩崎 峻さんは「同じクラブ,同じ学年の人間としても,山内さんの認定はとても喜ばしく誇りに思います」とコメントしました。山内さんは12月に開催される鈴木 章名誉教授と子ども達との実験交流イベント「サイエンスパーク in 北海道大学」で司会・進行を務め,今後,全学的なイベントなどでの活躍が期待されます。
 「ミュージアムマイスター認定コース」への登録は随時受け付けております。詳細は総合博物館Webサイトをご覧ください。
http://www.museum.hokudai.ac.jp/education/index.html
認定式後の記念撮影

認定式後の記念撮影

(総合博物館)

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