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第25回北海道大学教育ワークショップ(FD)を開催

 全学の新任教員を対象とした今年度2回目の教育ワークショップを11月14日(金)・15日(土)の両日,北広島市の北広島クラッセホテルを会場に合宿形式で開催しました。
 このワークショップは,本学のFD(ファカルティ・ディベロップメント)の一環として,平成10年度から毎年実施しているもので,平成19年度からは,春と秋の年2回実施しています。今回は「学生主体型授業の設計」をテーマに開催しました。本学の教員27名と他大学等から5名,計32名の参加があり,仮想的な授業科目を発案し,そのシラバスを作成することにより,教育の基礎を理解し,新しい教育手法を身に付けることを目指しました。
 開催にあたり,情報教育館にて新田孝彦理事・副学長から挨拶があった後,バスで北広島へ移動し,早速5グループに分かれて「授業へのモチベーション」に関するワークショップが行われ,その後,シラバスを作成するメインプログラムに入りました。
 このプログラムでは,課題のレクチャー,グループ討論と成果の発表,全体討論をセットにして4回行い,シラバスを具体的に作り上げていく過程を通して,授業の目的・内容・評価方法の3つの基本的要素を体験的に学びました。
 また,各セットの間には自身のシラバスの校正と講師による添削,授業での悩みに関する質疑応答,教育総長賞受賞者の地球環境科学研究院の大原 雅教授による講演が行われました。特に大原教授の講演は非常に好評で,講演後は予定時間を超えるほどの活発な質疑応答が繰り広げられました。
 最後に,高等教育推進機構の細川敏幸教授から受講者へ教育ワークショップ修了証書が手渡されました。
 今回作成された仮想科目のシラバスは,講師の間でもレベルが高いとの評価があり,参加者が熱意を持って本ワークショップに臨んだことがうかがえました。また,事後アンケートでは手応えを感じたと答える参加者が多く,「今後の授業作成に関して大いに参考になった」という声も聞かれるなど,大変有意義なワークショップとなりました。
グループ討論

グループ討論

課題成果発表

課題成果発表

修了証書授与

修了証書授与

(高等教育推進機構)

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