11月12日(水),ステーションコンファレンス東京(東京都千代田区丸の内)において,「食と健康」をテーマに第16回北大・九大合同フロンティア・セミナーを開催しました。
本セミナーは,本学と九州大学が現在進めている研究について,広く産業界,社会人,同窓生の皆様に知っていただき,各分野の方々との連携・交流を深めるため平成20年度から合同で開催しています。
第16回目を迎えた今回のセミナーは,様々な分野の方や多くの同窓生からの申込があり,約180名の方が参加されました。
最初に登壇した本学の木曽良信特任教授(産学連携本部)は,「世界に冠たる長寿国日本,それを支える日本食の魅力を探る」と題し,日本人の主食である「ごはん」と,魚や肉に多く含まれる「高度不飽和脂肪酸」を中心に,最近の研究成果を紹介するなど日本食の魅力について講演を行いました。
次に,九州大学の都甲 潔教授(システム情報科学研究院)は,「味と匂いを目で見る」と題し,五感の中でも主観性の強い味覚と臭覚を他人に正確に伝える手段として研究開発された味覚センサと匂いセンサについて,具体例を挙げてご講演いただきました。
パネルディスカッションでは,本学の小林国之助教(農学研究院)がコーディネーターとなり,講演者の木曽特任教授と都甲教授がパネリストとなって,講演内容を中心に参加者から寄せられた質問への回答を交えながら進められ,盛会のうちに終了しました。
なお,平成27年1月10日(土)には都市センターホテル(東京都千代田区平河町)で第10回九州大学・北海道大学合同活動報告会を開催します。