薬学部では,薬学部同窓生を含む医療関係及び関連領域の仕事に従事される方を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的として生涯教育特別講座を実施しています。
11月22日(土),薬学部臨床薬学講義室において生涯教育特別講座・秋季講演会を開催し,薬学部同窓生や薬学部学生・教職員など84名が参加しました。
はじめに,株式会社ツルハ 調剤運営本部の長井貴之氏より「地域包括ケアシステムとドラッグストアの在宅業務」について,次いで株式会社クリオネ 北17条薬局の相馬恵理子氏より「医薬分業 66%を超えて〜薬剤性肝障害を回避すべく,訪問看護師と連携した症例」についてご講演いただきました。最後に,北海道大学病院リハビリテーション科の池田 聡准教授より「リハビリテーションと薬物療法」について講演がありました。
高齢化が進む中,地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため,地域包括ケアシステムの構築が進められており,とりわけ薬剤師の在宅医療支援やリハビリテーションを含む居宅療養は重要な役割を担っています。会場では数多くの質問が寄せられ,活発な議論が行われました。参加者からは,「薬剤師が患者さんの居宅でも活躍していることが理解できました」「脳卒中の治療などリハビリテーション医学が大切な役割を果たしていることがわかりました」などの感想が多数寄せられました。