また,このパネル展示の期間中,連携企画として2階オープンエリアにおいて関連する図書展示や,11月7日(金)午後6時30分からは講演会「第2回国際協力カフェ@北大図書館」を開催しました。
附属図書館は,国際連合から指定を受けた道内唯一の国連寄託図書館として,半世紀にわたり国連資料の所蔵・提供を行うとともに,国連の広報活動に協力してきました。当イベントも,その広報活動の一環として開催したものです。
パネル展示は,日本のODAによる国際協力60周年を記念し,日本の国際協力の歴史や今後の展望,JICAの取り組み等の紹介で構成し,写真パネル等は全てJICA北海道から借用しました。
講演会は,JICA北海道の松島正明所長を講師としてお迎えし,併せて本学と近隣大学生で構成された国際協力サークル「結〜yui」と「TFT-HOKKAIDO」の活動紹介も行いました。
図書館職員による「国連とODA」についての概略説明に続き,松島所長からは,日本のODAによる国際協力や,道内における国際協力の現状とこれからの課題が語られました。
「結〜yui」からは,吉川祐作さん(農学部3年)によるエルサルバドルにおける農業インターン生活についてと,太田雄嵩さん(法学部2年)による結〜yuiの大学生活協同組合へのフェアトレード商品の導入等の活動についての報告がありました。
「TFT-HOKKAIDO」からは,工藤菜月さん(文学部3年)と須藤友里乃さん(文学部2年)による先進国の肥満と途上国の飢餓を同時に解決できるTFT
講演会の後,参加者にはメディアコートに場所を移してパネル展示をご覧いただきましたが,講師や学生を交えて,国際協力やJICAの話題で話が尽きないようでした。
当日は学生,教職員,学外者を合わせて57名の参加があり,アンケートでも,「同じ学生が行っている国際協力の話はとても新鮮」,「JICAの方から直接お話を聞ける機会は珍しいので,とても貴重な体験になった」といった声が寄せられ,国際協力活動に対する関心の高さがうかがえました。
先進国において食事を1回とるごとに,途上国に学校給食など1食分を寄付するという国際貢献活動。