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第26回北海道大学教育ワークショップ(FD)を開催

	会場のホテル前での集合写真

会場のホテル前での集合写真

 本学に着任して5年以内の教員を対象とした新任教員研修(北海道大学教育ワークショップ)を6月19日(金)・20日(土)の両日,北広島市の北広島クラッセホテルを会場に合宿形式で開催しました。
 本ワークショップは,本学が平成10年度から毎年実施しているもので,平成19年度からは,春と秋の年2回実施しています。
 今回は,本年4月1日付けで高等教育推進機構に設置された高等教育研修センターが企画・主催し,「学生主体型授業の設計」をテーマに開催しました。教員29名の参加があり,仮想の授業科目を発案し,そのシラバス作成を通じて,教育の基礎を理解し,授業のデザイン方法,新しい教育手法等を身に付けることを目指しました。
 開催にあたり,𢎭 和順高等教育推進機構副機構長から挨拶があった後,バスで北広島へ移動し,5グループに分かれて「自分の教育観を考える」と題した研修を行い,その後,シラバスを作成するメインプログラムに入りました。
 このプログラムでは,課題の「講義」,「グループ討論」及び「成果の発表,全体討論」を1セットに3つの課題を3セット行い,参加者はシラバスを具体的に作り上げていく過程を通して,授業の目的・内容・評価方法の3つの基本的要素を体験的に学びました。また,各セットの間には自身のシラバスの校正と講師による添削,授業での悩みを解決する方法を考える研修を行いました。
 最後に,高等教育研修センター副センター長の細川敏幸教授から受講者へ教育ワークショップ修了証書が手渡され,全日程が終了しました。
 今回作成された仮想科目のシラバスは,講師の間でも完成度が高いと評判で,参加者が熱意を持って本ワークショップに取り組んだことがうかがえました。また,事後アンケートでは,異分野の先生方と交流できて良かった,シラバスの作成プロセスが理解できて良かった,他の先生の授業に対する考え方を聞くことができて参考になった等の意見が見られ,大変有意義なワークショップとなりました。
 高等教育研修センターでは,今年度は,本ワークショップの実施回数を年3回に拡大し,9月にも学内において実施するなど,既存のFDに加えて新しい試みも計画していますので積極的にご参加ください。
グループ討論の様子

グループ討論の様子

課題成果発表の様子

課題成果発表の様子

修了証書授与の様子

修了証書授与の様子

(高等教育推進機構)

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