6月17日(水),フロンティア応用科学研究棟の「鈴木章ホール」にて,講演会「気候変動問題をビジネスチャンスに−環境技術で地域を創る−」を実施しました。
この講演会は,在札幌米国総領事館,本学の産学・地域協働推進機構及び工学系連携推進部の主催,北海道,札幌市,北海道経済連合会,株式会社北洋銀行,北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会の後援により実施しました。
まず,在札幌米国総領事館領事のセオドア・ディール氏の趣旨説明と挨拶から始まり,ケン・ヘイグ博士(Opower 渉外部 ディレクター)により,「気候変動問題をビジネスチャンスに−アメリカの新たな挑戦−」をテーマに基調講演が行われました。
後半は,パネルディスカッションを行いました。本学の産学・地域協働推進機構産学推進本部長の山本 強教授をモデレーターに,ヘイグ博士と本学工学研究院の長野克則教授,富士電機株式会社スマートコミュニティ総合技術部部長の増渕正裕氏をパネラーに迎え,@環境問題に対応する技術開発例,A環境ビジネスで地域社会と適応する例や地域の雇用創出効果,Bスタートアップ企業が「省エネや自然エネルギー利用技術など」のビジネス・モデル構築で目指すべき方向,C地域から環境問題をビジネスチャンスに変えるには?という視点で意見交換を行いました。
ディール氏とヘイグ博士の流暢な日本語による挨拶と講演で,より一層,アメリカを近くに感じた講演会となりました。また,アメリカの先進的なスタートアップ企業の事例が理解できたことはとても意味深く,在札幌米国総領事館,Opowerとの今後の連携関係を期待して活動をしてまいります。