会計専門職大学院(経済学研究科会計情報専攻)では,6月17日(水)に文系共同講義棟1番教室において,現役の会計プロフェッション(公認会計士・税理士・組織内会計士)の方々より,その仕事と魅力について語っていただきました。この度の説明会は,学生に将来の職業を選択するにあたって会計プロフェッションという道もあるということを広く知ってもらう趣旨のもとで開催しました。
公認会計士の佐藤 玲氏(本学会計専門職大学院出身)による司会のもと,3人の講師による実体験を踏まえた説明がなされました。公認会計士の大関崇彦氏(本学会計専門職大学院出身)からは,試験の概要,3大業務(監査業務・税務業務・マネジメントアドバイザリー業務)の説明等,税理士の小嶋誠也氏からは,試験の概要,税理士業界の現状,税務業務(納税申告書の作成・移転価格税制・組織再編)の説明等,公認会計士の今 和章氏(本学経済学部・会計専門職大学院出身)からは,組織内会計士の現状(職務・人数・求められる能力)の説明等がありました。組織内会計士は今後,企業からのニーズも高くなっていくと予想され,専門家としてあらゆる依頼を受けるチャレンジングな仕事であることを熱く語っていただきました。3人の講師による説明から,公認会計士と税理士には大きな社会的責任があり,経済への貢献も高く,非常に重要な仕事であることが伝わってきました。いずれの職業も専門家としての継続的な自己研鑽,高い倫理観が求められるやりがいのある仕事と言えます。また,経済がグローバル化している現在では,英語の習得も欠かせないとの助言もありました。
参加者は,他学部を含めて1年生から大学院生まで約40名でした。参加者は熱心にメモを取り,説明会終了後は各講師に多くの質問をしていました。
会計専門職大学院では,今後も同様の趣旨の説明会を随時行っていく予定です。