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人材育成本部上級人材育成ステーションS-cubicで
第27回「赤い糸会&緑の会」を開催

 人材育成本部のS-cubicでは,12月8日(火)に学術交流会館にて第27回「赤い糸会&緑の会」を開催しました。
 本会は,企業と若手研究者(DC,PD)との直接情報交換会であり,企業には若手研究者の高い専門性や総合力を理解いただき,若手研究者には企業の研究開発活動や企業における博士の活躍状況等を知ってもらうことで,相互理解を深め,視野の複線化,活躍フィールドの拡大を図ることを目的としています。
 今回で「赤い糸会&緑の会」は通算27回目の開催となり,若手研究者の参加も回を重ねるにつれ増加し,総合化学院,理学院,生命科学院,農学院,工学院,環境科学院,水産科学院,獣医学研究科,情報科学研究科から40名(DC39名,PD1名),また,昨年度末より採択された「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業」で,東北大学から2名の若手研究者が参加しました。企業からも,化学,鉄鋼,食品,繊維,機械,電気,製薬,精密機器等の各種業界から16社(30名),オブザーバ2社を加えると18社(34名)にご参加いただきました。
 本会では,冒頭の人材育成本部長の望月恒子教授による開会挨拶,赤い糸会担当の樋口直樹特任教授による趣旨説明の後,参加企業の皆様から業界動向や博士の活躍状況等の紹介が行われ,その後,若手研究者の自己紹介ポスター発表,企業ブースを訪問しての個別情報交換等が活発に行われました。
 さらに,この「赤い糸会&緑の会」を通じて企業に就職した若手研究者の先輩方が今回は3名も企業説明会に参加し,後輩達に対して熱い思いを語ってくれました。
 開催後の企業側のコメントからも,「年々質が向上している」「非常に有意義だった」との声をいただくことができました。また参加した若手研究者からは,「企業の方との密なコミュニケーションが取れるので大変有意義であった」「博士がどう働くべきか考える良い機会になった」といった嬉しい声も聞かれました。
 次回2月18日(木)の第28回「赤い糸会&緑の会」にも,既に16社のエントリーが確定しており,他大学からの参加も東北大学,名古屋大学,お茶の水女子大学から予定しています。
 終わりに,人材育成本部では以上の活動に加えて,企業事業所視察,Advanced COSA,J-window,キャリアパス多様化支援セミナー,キャリアマネジメントセミナー,また企業での長期インターンシップ等を通して,これまで以上に若手研究者の実践力を高めることへ注力していくとともに,コンソーシアム結成により,東北大学や名古屋大学が運営しているより多くの洗練されたプログラムを博士に提供できるようになりましたので,今後ともご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 なお,興味のある方は人材育成本部のホームページをぜひご覧ください。
http://www2.synfoster.hokudai.ac.jp
望月人材育成本部長の開会挨拶

望月人材育成本部長の開会挨拶

樋口人材育成本部特任教授の趣旨説明

樋口人材育成本部特任教授の趣旨説明

企業からの業界動向説明

企業からの業界動向説明

説明に聞き入る若手研究者

説明に聞き入る若手研究者

若手研究者のポスター発表

若手研究者のポスター発表

企業との個別情報交換

企業との個別情報交換

(人材育成本部)

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