2月12日(金)に北海道地区国立大学教養教育連携実施事業FDフォーラム「発展する遠隔授業」を高等教育推進機構N1講義室において開催しました。
北海道地区国立大学教養教育連携実施事業は,北海道地区国立大学の教養教育の充実強化を目的として,平成26年2月に締結された単位互換協定に基づき,北海道地区国立大学が教養教育を連携して実施する事業です。この事業により,学生は各大学から提供される双方向の遠隔授業や対面による授業を履修し,所属する大学の単位として修得することができます。
平成26年度は試行として24科目が開講され,平成27年度からは,本格実施として授業科目数を拡大して実施しており,今年度は各大学から105科目が提供され,平成28年度は各大学から提供された123科目が開講される予定となっています。
本フォーラムは,本事業の成果報告の一環として,高等教育推進機構高等教育研修センターと共同して企画したものであり,午前の部,午後の部の2部構成で実施しました。
午前の部は,新田孝彦北海道地区国立大学連携教育機構長から挨拶があった後,吉田光成文部科学省高等教育局国立大学法人支援課企画官による「国立大学改革における大学間連携の状況について」と題した講演,小林幸徳北海道地区国立大学連携教育機構副機構長による本事業の概要説明,池田文人高等教育推進機構准教授による遠隔授業に係るデモンストレーションの後,双方向遠隔授業を実施している信州大学,奈良教育大学及び岡山商科大学からのパネリストを交えたパネルディスカッションが行われました。
午後の部は事例報告及び意見交換会として,本事業においてこれまでに遠隔授業を担当した本学の教員など7名から遠隔授業の事例報告があり,活発な意見交換が行われました。
本フォーラムは,双方向遠隔授業システムにより,北海道地区の国立大学に加えて,信州大学,奈良教育大学,岡山商科大学と接続して行われ,本会場約80名を含む全国から約160名の参加があり,遠隔授業に係る関心の高さがうかがえました。


