北の鉄道風景

(38)

森林鉄道蒸気機関車・雨宮21号

2015.5.17 丸瀬布森林公園いこいの森(遠軽町)

2015.5.17 丸瀬布森林公園いこいの森(遠軽町)

 森林から伐り出した木材の搬送手段はかつて鉄道が主流であった。このような目的で林産地帯に敷設された軌条を森林鉄道という。旧丸瀬布町に存在していた武利森林鉄道には3両の国産蒸気機関車(SL)が在籍し,それらは木材運搬の任に当たっていた。木材のトラック輸送へのモーダルシフトを理由に,武利森林鉄道は1963年に廃止されたが,3両のSLのうちの1両である雨宮21号が旧丸瀬布町に静態保存された。18年間の静態保存を経て1980年に動態復元された雨宮21号は,丸瀬布森林公園いこいの森を一周するように敷設された延長2kmの軌条で展示運転されている。写真は新緑の森を駆ける雨宮21号,森林鉄道の現役時代を彷彿させるシーンである。

情報科学研究科 准教授 山本 学

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