工学研究院では,5月13日(金)に鈴木章ホールにおいて,工学系キャリアガイダンスの一環として,トヨタ自動車株式会社の加藤光久代表取締役副社長による講演会を開催しました。
加藤副社長は工学部機械工学科の卒業生であり,「持続可能な社会の実現に向けたトヨタのチャレンジ」と題した講演に,360名を超える参加者が興味深く聞き入りました。同社は「トヨタ環境チャレンジ2050」と称して,2050年までに新車の走行時のCO2排出量を2010年比で90%削減する,などの長期目標を掲げており,燃料電池自動車「ミライ」もこの一環です。水素は様々な方法で製造可能,貯蔵し易い,加えてエネルギーの地産地消において最も有望な選択肢の一つとの考えが説明され,将来の社会づくりに真摯に取り組んでいるトヨタ自動車の思想が伝わりました。
最後に学生へのメッセージとして,北大の素晴らしさ,大学生活における様々な経験はいずれも無駄ではなかったことをお話しいただき,盛会裡に終了しました。