7月4日(月)から25日(月)まで,本年度の公開講座(全学企画)を開催しました。
戦後70年の節目を機に,安全保障や憲法の問題をはじめとして「国のかたち」が多くの人の思案と議論の的となる時代を迎える中,将来の日本の姿を構想する鍵となる諸課題について,8人の講師が,自然災害や,急速な高齢化の中での医療・創薬,経済格差と教育,戦後民主主義の思想とその今日的意義,IT・ロボットによる新たな農業の姿,海洋生物資源の保全,観光立国の可能性と課題,リサイクルのあり方といった多岐にわたるテーマについて,各講師の長年の研究成果をふまえた講義をお届けしました。また今回は,全学教育の一般教育演習(フレッシュマンセミナー)と連動する形で,総合教育部の1年生23人が,各回講義の冒頭,交代で舞台に立って講師紹介を行う実習も新たに試み,受講者の方々にもご好評をいただきました。
各回の講義終了後には受講者から熱心な質問が寄せられ,生涯学習に対する意欲の高さが感じられました。
最終講義の終了後には閉講式が行われ,全8回中6回以上出席した72名の受講者に修了証書が授与されました。