(41)
オオハンゴンソウ咲く頃

2009.8.15 函館本線 赤井川(森町)
北国の短い夏が終わりを迎えようとする頃に開花するオオハンゴンソウ。その原産地は北米であって,日本には園芸植物として明治時代に持ち込まれたそうだ。その後,北海道から本州の中部以北の北日本を中心に広く帰化した。荒地や湿原などの多様な環境で大規模な群落を形成して繁茂することから,在来植物の生態系への悪影響が懸念されている。そのため,今日では,特定外来生物に指定されており,無許可での栽培や保管などは外来生物法によって禁じられている。写真は道南・森町の赤井川駅を発車する「SL函館大沼号」,この駅の線路際にもオオハンゴンソウが咲き乱れていた。
情報科学研究科 准教授 山本 学