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総合博物館にバリアフリー玄関並びに木製デッキを設置

 すべての人に開かれた博物館〜ユニバーサルミュージアム〜をめざす総合博物館に,この度,バリアフリー玄関と木製デッキを設置しました。
 バリアフリー玄関は,外光を取り込む明るいガラス張りの造りで,車いすでスムーズに入館できる電動昇降機を設置しています。1929年に建てられた歴史ある理学部本館の建物に調和させつつも,バリアフリー機能を備えた設備となるように,学内の様々な組織と関係者が協働して造り上げました。
 バリアフリー玄関へ続く階段としてだけではなく,ベンチとしても使用できる機能を備えている木製デッキは,工学研究院建築史意匠学研究室の学生がデザインしました。デッキの木材として,北方生物圏フィールド科学センター中川研究林からトドマツを提供してもらい,農学研究院木材工学研究室による監修のもと,製材並びに搬送には本学OBの堀川林業株式会社の協力を得ました。
 11月4日(金),設備完成に伴う記念セレモニーを行いました。中川光弘館長をはじめ,工学研究院の小澤丈夫教授,木製デッキをデザインした工学院修士課程2年の小川史洋さんが挨拶を行いました。その後,車いすの来館者にご協力いただき,電動昇降機利用のデモンストレーションを行いました。これを第一歩として,ユニバーサルミュージアムへの道を,今後も皆様とともに歩みたいと考えています。
正面玄関横にバリアフリー玄関を設置

正面玄関横にバリアフリー玄関を設置

車いす用電動昇降機のデモンストレーション

車いす用電動昇降機のデモンストレーション

(総合博物館)

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