北の鉄道風景

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釧路湿原

2016.2.13 釧網本線 細岡〜塘路(標茶町)

2016.2.13 釧網本線 細岡〜塘路(標茶町)

 日本最大の湿原として広く知られている釧路湿原。現在よりも温暖な気候であった6,000年ほど前は,海水面の上昇によって,この湿原一帯は浅くて広大な海であったという。その後,気候の冷涼化に伴う海水面の低下を経て,約3,000年前に現在のような姿になったのだそうだ。この湿原の周囲には,茅沼温泉などのようなナトリウム−塩化物温泉が点在しているが,それもこの一帯が遠い過去に海であったことに由来しているのだろうか。写真は釧路湿原を縦断する釧網本線を釧路行きの始発列車が往く光景である。道内随一の好景観路線として高名な釧網本線であるが,JR北海道による単独維持が困難な路線の一つとされており,存続の岐路に立たされている。

情報科学研究科 准教授 山本 学

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