4月1日,免疫科学研究所と医学部附属癌研究施設を統合し,遺伝子病制御研究所が設置され,初代所長に小野江和則教授が就任しました。
同研究所は,病因研究部門,病態研究部門,疾患制御研究部門の3大研究部門と疾患モデル動物実験施設,ウィルスベクター開発センターの2附属施設で構成されております。統合により同一組織内で遺伝子病に関する研究を効率良く推進できる体制ができました。同研究所では,これまで蓄積してきた免疫系及びその破綻により生じる免疫疾患の研究,発癌遺伝子,癌発病機序及びその制御法の研究の成果をもとに,遺伝子異常による疾患の病因,病態形成機序,制御に焦点を絞り,これら難治性疾患の克服を最終目的としています。
4月3日,同研究所の開所式が学内関係者の列席のもと挙行され,丹保憲仁総長,小野江和則所長の挨拶に続き,研究所の新しい看板が掲げられました。
今後,生命の根幹をなす細胞の増殖,分化,機能発現等の分子,遺伝子レベルの解析が特段に進展し,これらの成果を元に,癌,免疫疾患等の遺伝子病に対する根治療法開発の基礎の確立が期待されます。
(遺伝子病制御研究所)
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