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「みどりの日」植物園の無料開園
    〜自然に親しむ市民でにぎわう〜

 4月29日の「みどりの日」は,農学部附属植物園の開園日で,この日は「みどりの日」の趣旨に沿って,毎年無料開園となっております。
 今年は昨年と同様に雪解けが遅く,開園が心配されましたが,職員総出で園内を整備した結果,無事入園者を迎え入れることができました。
 当日は,平年より気温が6度低く肌寒い日でしたが,朝9時の開園前から自然に親しむ市民でにぎわいました。
 例年より開花している花が少なく風も冷たかったため入園者も1,576名と少なく,いつもなら家族連れで賑わう芝生の人影もまばらでしたが,温室や博物館には大勢の人が集まりました。

北方民族植物標本園
北方民族植物標本園

開園を待つ市民
開園を待つ市民

 特に今年から,これまで非公開だった育成室を公開した温室は人気があり,とりわけ美しいランの花などは注目を集めました。
 また,博物館では動物意匠のオホーツク式土器をはじめとする考古学資料の展示を再開しましたが,子供達からは,南極犬として有名なタロの剥製に人気が集まりました。
 植物園はこれからキタコブシ,桜,ライラックなどの美しい季節を迎えます。
 入園者の中には10年来の常連さんもおり,早くもこれから巡る植物園の四季を心待ちにしているご様子でした。

(農学研究科・農学部)