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北方四島医療関係者が研修のため来院

 5月24日,25日の2日間,国後島,色丹島及び択捉島のロシア人医師,看護婦,技師等医療関係者総勢15名が,医療機器の取り扱いに関する研修や病院視察のために北大病院を訪れました。
  今回の研修,視察は,平成12年度の北方四島住民支援の一環として外務省が招聘し,実現したものです。
  初日は,本院の概要説明の後,手術部,光学医療診療部,検査部,放射線部,外来案内システムの視察が行われました。
 概要説明では,昨年9月29日から10月6日までの8日間,外務省の要請により,北方四島を訪問,医療状況調査を行った医師2名も参加し,再会を喜び合う場面も見られました。
  手術部から始まった研修,視察は,強行日程かなとも思われましたが,最新医療機器やシステム,特に手術部での手洗い装置,医療機材運搬用ロボット等には強い関心を持ち,活発な質問や意見交換等が行われ,なごやかな雰囲気で初日を終えました。
  2日目の午前中に周産母子センター,病棟(放射線科・麻酔科)を視察しましたが,訪問団に産科関係者が多数含まれていたことから,特に周産母子センターでは限りある時間が惜しまれるほど熱心な質問や意見交換が行われました。
  午後からは,二日間の研修,視察を通じての意見交換が行われ,今後,同様な研修機会があれば,各分野でのより専門的な研修を等の要望が述べられました。 最後にこのような機会が増え,交流が深まることを願いつつ,一行を見送くりました。

(医学部附属病院)

手術部における研修
手術部における研修

周産母子センターにおける研修
周産母子センターにおける研修