毎年5月12日(ナイチンゲール生誕日)は「看護の日」,またこの日を含む1週間は「看護週間」として制定されています。本院においても,看護の重要性について理解を深めようと,今年も様々な催しが企画されました。
本院1階外来ホールでは,5月8日から12日までの間,看護相談や栄養相談,血圧・体脂肪率測定等が行われ,連日多数の方が訪れました。同期間中,アメニティホール横において写真パネルが展示され,北大病院の歴史や,現在の各ナースステーション・ナースセンターの様子などが紹介されました。入院生活の中でも忘れられることのない,患者さんたちの明るい笑顔が印象的でした。また,患者さんから職員へのメッセージカードが飾られたコーナーでは,大勢の方が足を止め,サクラの花びらにかたどられたカード1枚1枚に見入っていました。
8日及び10日は,アメニティーホールにおいて「看護の日の夕べ」が開催されました。8日は,医学部 大塚吉則助教授による講演会,『温泉療法のいい話』が行われ,温泉による様々な効能や正しい温泉の入り方,各国の温泉事情など,スライドを使い,時にはユーモアを交えた講演に,聴講者は熱心に聞き入っていました。
10日は,井上看護部長の挨拶で始まり,第1部「ふれあい看護体験2000」では,「1日看護婦・看護婦長」として看護を体験した高校生の代表と事務職員より,体験についての感想が述べられ,「実際に看護の現場に立ち,『看護婦になりたい』という思いを新たにした」という北斗高校3年の大西祥子さんには,会場から大きな拍手が送られていました。
第2部では,北海道大学合唱団が登場,美しい歌声が響きわたりました。『しあわせなら手をたたこう』,『てんとう虫のサンバ』といったお馴染みの曲を合唱団のメンバーとともに歌い,会場内は和やかな雰囲気に包まれました。
最後に,斎藤事務部長の挨拶で,2日間にわたる「看護の日の夕べ」は幕を閉じました。「看護週間」における様々な催しは今年で10回目になりますが,日頃何気なく使われている「看護」という言葉のもつ重みを再認識する貴重な機会として,本院でも定着しています。
(医学部附属病院)
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講演を終えて

「1日看護婦」体験発表

北大合唱団によるコンサート
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