水産学部附属練習船「おしょろ丸」(船長 山口秀一助教授,1,383トン)は,北部北太平洋,ベーリング海及びアラスカ湾での学生の漁業実習並びに各種観測調査のため,6月3日(土)に函館港を出港しました。今回の第105次北洋航海には,本学部の特設専攻科学生8人,長崎大学水産学部水産専攻科学生5人及び調査員を乗船させ,流網調査,延縄調査,トロール網調査,海洋観測,スケトウダラ稚魚調査などとワシントン大学,アラスカ大学等との共同調査研究を行い,アメリカ合衆国アラスカ州コディアック,ダッチハーバー及びカナダのビクトリアの3港に寄港し,8月19日(土)に帰港する予定です。
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北洋航海に向けて出航する附属練習船北星丸
(左が附属練習船おしょろ丸,
右が長崎大学水産学部附属練習船長崎丸)
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附属練習船おしょろ丸の出航式で挨拶する学生代表
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なお,平成7年度から開始された長崎大学水産学部の附属練習船と本学部附属練習船との共同利用に伴い,本学部の特設専攻科学生が4・5月の2ヶ月間,長崎大学水産学部附属練習船「長崎丸」に乗船して,東シナ海でのトロール網調査及び海洋観測の実習を行った航海に引き続き今回「おしょろ丸」の北洋航海に,長崎大学水産学部の水産専攻科生が同乗して実習を行うものであり,両大学の実習生が共同で漁業実習等を行うことにより,教育効果の高まりが期待されているものです。
(総航程12,570海里,航海日数78日間)
また,本学部附属練習船「北星丸」(船長 目黒敏美教授,892.92トン)は,北部太平洋(東経155°線)での学生の漁業実習及び各種観測調査のため,海洋生物生産科学科4年生,水産海洋科学科3年生の学生延べ80人と調査員を乗船させ,第86次北洋航海として,6月1日(木)から8月11日(金)までの間,3次にわたり流網調査,トロール網調査,海洋観測等を行う予定です。
(総航程6,815海里,航海日数57日間)
(水産科学研究科・水産学部)
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