教育学部では,6月24日(土)に,北海道内の高校生を対象として「高校生の一日体験入学」の行事を実施しました。今回は,施行してから7年目に当たり,札幌・道央圏はもとより,函館・旭川など全道各地から210名の高校生が参加しました。
午前9時に文系8番教室に集合した高校生は,教育学部長や学生代表から歓迎の言葉を贈られた後,学部教務委員会委員長から配付された教育学部紹介の冊子"We
Like Humans"を用いながらの本学部の研究と教育の特徴に関するオリエンテーションを受けました。
その後,参加者は別の会場に移動して,「発達の心理学」「教育と産業」「教育の方法」「スポーツの科学」などの8コース(各20名〜30名)に分かれて,本学部の教育・研究の一端に触れてもらう「演習」を受けました。各コースでは,個性豊かな授業(実験・実習,演習,講義)が展開され,その中には,学生が中心となって運営されたものや,教員だけでなく学生・院生も加わって運営されたものもありました。
「演習」終了後,参加者は再び文系講堂に集合し,当日受けた「演習」の経験を交流しました。参加した高校生は,有意義なひとときを過ごしたようです。
同じく「演習」終了後に,参加者に「一日体験入学」の行事についての感想を書いてもらいました。高校生からは,「教育学部はみな,教職を取ることを目標としているんだぐらいにしか考えていなかったので,教育学部の理念・・・実証の精神という,およそ科学的な言葉[学部教務委員会委員長によるオリエンテーションより(引用者)]は重く響きました。そして,今まで以上に興味がわいてきました。」「授業をしてくれて,実際に教えたいことをその授業を受けることで,口で言われるよりもわかりやすくて良かった。自分が誰かに教える立場に立った時に,やはり考えて探求し続けていくべき,教育の根本的な問題を考えることができてとても良かった。」「教育っていうから,人にものを教えることとしての学問だとばかり思っていたのですが,スポーツや,体をつくること,健康を維持することでよりよい生活をおくる手助けとなるという,実際の生活に結びついていることだとわかり,新鮮(感動!)でした。」といった感想が寄せられました。
教育学部では,今回の「一日体験入学」についての高校生のさまざまな感想をもとにして,この行事のより充実したあり方を探っていきたいと思います。
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