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低温科学研究所
研究棟新館竣工記念講演会・祝賀会を開催

 低温科学研究所では,新しく完成した研究棟新館の竣工記念講演会・祝賀会を去る6月29日(木)に開催しました。
  研究棟新館は,平成7年度の改組による大部門制の導入に伴う教官定員の増加分及び全国共同利用対応のための施設として建設されたもので,建築面積759u,延面積2,442uの鉄筋3階建で,教官室,実験室等の他に講堂,交流ラウンジ,装置製作組立室を設けており,特に講堂,交流ラウンジは,シンポジウム,セミナー,会議等に使用でき,また,装置製作組立室は観測機器の製作,組立等を行えるようになっています。
 フロアー構成としては,研究手法の似通った分野をまとめ効率的かつ総合的な研究体制の確立を図るべく,6つの研究グループを研究棟本館と新館の各フロアーに配置し,統一的な分野配置を目指しています。
 これにより,今後,寒冷圏環境科学の研究拠点(COE)の形成及び共同利用・研究プロジェクトの推進を目指すこととしています。
 記念講演会は,完成した講堂において,「寒冷圏における大気−海洋相互作用の解明:COEプロジェクトの成果」及び「寒冷圏における大気−雪氷−植生相互作用の解明:次期COEプロジェクトに向けて」と題して本研究所の藤吉,原両教授による講演が行われ,学内外から約80名が出席し,熱心に聞き入っていました。
 引き続き行われた祝賀会は,学内外の来賓,教職員約100名が出席して行われ,本堂所長の挨拶,冨田本学副学長,井村文部省大臣官房文教施設部札幌工事事務所長,平澤国立極地研究所長の来賓挨拶,若松本学事務局長の発声で祝杯後祝宴に入り,本研究所小林教授の乾杯で盛会の内に終了しました。

(低温科学研究所)

完成した研究棟新館
完成した研究棟新館

祝賀会で来賓挨拶をする冨田副学長
祝賀会で来賓挨拶をする冨田副学長