21世紀を目前にして,わが国の健康施策「アクティブ80ヘルスプラン」(1988年)は80歳になっても,いきいきと社会参加ができることをめざしています。自分らしい日常生活を送り続け,伝統と文化に支えられ,すこやかに老いることは,人生の幸せな目標でありましょう。「自律していきいきと生きる」ということは,その人が自分のいのちを慈しみ,自分の健康の維持増進に責任をもち,自分らしく律して生きることを意味します。成人期を経て老年期へと年齢を重ね,人間的には成熟する一方で,身体機能の衰退も顕著になります。
本講座では,障害をもち自律して生活している人の意識や,健康な人・障害が生じた人に必要なリハビリテーション,介護サービス,それらを利用する場合の手続きや法的根拠,自律して生きるこころの阻まれた人への対応について理解を深めます。また,受講者が実際に体験を通して学びます。心身の加齢と障害に適した対応策をもつことは,生活を有効に支え充実させます。ゆとりをもち人生をすこやかに生きることをめざして企画された講座です。
1.講 座 名 |
北海道大学医療技術短期大学部公開講座「自律支援と在宅介護」
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2.開講日時 |
平成12年8月26日(土)午前10時〜午後3時30分 |
3.会 場 |
北海道大学医療技術短期大学部 |
4.対 象 |
高校生以上 |
5.定 員 |
70名 |
6.受 講 料 |
無 料 |
7.講義題目・講師 |
別表のとおり |
8.申込要領 |
(1)申込期間:平成12年8月1日(火)〜8月18日(金) |
(2)手続き:受講申込書を郵送・持参するか,電話でお申込み願います。
なお,直接持参する場合は,月曜日〜金曜日の午前8時30分〜午後5時まで(土・日は休み) |
(3)申 込 先:
〒060-0812 札幌市北区北12条西5丁目 北海道大学医療技術短期大学部庶務掛 011-706-3316 |
9.そ の 他 |
この講座に関するお問い合わせは,医療技術短期大学部庶務掛(内線3316)で扱っています。 |
講義時間
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題 目
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講 師
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第 1 講 10:25〜10:45
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在宅におけるひとり暮らし高齢者への支援
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看護学科 松田 ひとみ |
第 2 講 10:45〜11:05
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高齢者のリハビリテーション
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作業療法学科 村田 和香
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第 3 講 11:20〜11:40
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あなたを支える法律 |
看護学科 高波 澄子
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第 4 講 11:40〜12:00
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精神科医師の活用 |
作業療法学科 大宮司 信
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パネル展示 13:30〜15:30
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在宅看護を支援する社会資源の案内
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看護学科 高波 澄子
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看護ケア技術
13:30〜15:30 |
・“人の自然な動き”を知ろう −動けない人への援助の実際−
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看護学科 斉藤 早香枝 |
看護学科 平塚 志保 |
看護学科 高橋 貴子 |
看護学科 森下 節子
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看護ケア技術
13:30〜15:30 |
・セルフケア体操 |
看護学科 森下 節子 |
看護学科 宮島 直子 |
看護学科 武藤 眞佐子 |
看護ケア技術
13:30〜15:30 |
・身の回りのケア技術 −高齢者の排泄ケア− |
看護学科 坂倉 恵美子 |
看護学科 岩本 幹子 |
看護学科 菊地 佳代 |
(医療技術短期大学部)
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