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国連大学グローバル・セミナー第1回北海道セッションを開催
 
 去る8月28日(月)から8月31日(木)の4日間にわたり本学学術交流会館及びスラブ研究センターにおいて国連大学のグローバル・セミナーが開催されました。
丹保総長による歓迎の挨拶
丹保総長による歓迎の挨拶

 このセミナーは北海道では初めてですが,1985年から湘南セッションとして関東地域で開催されましたのを皮切りに,神戸,沖縄,島根で開催されています。今回,初めて本学が開催校になり,スラブ研究センターを会場にセミナーが組織されました背景には,タジキスタンで殉職された秋野豊氏の存在があります。秋野氏はスラブ地域を対象とするスラブ研究センターの研究仲間であり,北海道セッションには秋野基金が活用されることになったからであります。
 初日には,丹保総長による歓迎の挨拶があり,日本予防外交センター会長の明石康氏と東京大学教授で本学文学部出身の山内昌之氏が「国家と民族」についての基調講演を行いました。初日だけは公開講座ということで,170名の一般参加者がありました。
ヒンケル国連大学学長からの修了証書授与
ヒンケル国連大学学長
からの修了証書授与

 二日目及び三日目の午前中の講義では,「21世紀の国家と民族」というテーマの下に,合計8人の専門の先生方が講義を行い,午後から夜にかけて13-15人構成の4班に分かれてグループ・デスカッションを集中的に行いました。
 最終日には各班の代表がデスカッションの成果を報告し,ヒンケル国連大学学長から修了証書を授与されました。このセッションの特徴は,受講生が徹底してディベートを行い,最終的に各班の意見を班のリーダーが報告することにあります。プログラム委員の先生も受講生も,期間中ホテルで合宿という形をとり,班によっては意見をまとめるのに苦労し,徹夜組もありました。
 普段,大学では経験できないこの種の勉強の方法に受講生が強い感銘を受けたことは,アンケートの結果からも容易に推察できます。ロジスティックの面を国際交流課がお手伝いしました。
 来年は8月22日から小樽で第2回北海道セッションを開催する予定です。開催校は小樽商科大学です。
 
(総務部国際交流課,スラブ研究センター)