医学部附属病院に
北方四島の医療関係者が2度目の来院 |
9月19日,20日の2日間,国後島,色丹島及び択捉島のロシア人医師,看護婦,技師等医療関係者総勢15名が,研修・視察のため北大病院を訪れました。
北方四島住民支援の一環として外務省が招聘し実現した今回の来院は,今年5月に続き2度目となります。
初日の午前中は,研修日程の説明の後,2班に分かれて,それぞれ光学医療診療部と病棟(整形外科・第二内科),材料部の視察を行いました。光学医療診療部では,使用機具の取り扱いについて詳細な説明が行われ,実際に患者さんの診察にも立ち会いました。病棟を視察した班は,看護部長・各婦長が案内に立ち,病室やナースステーション内の様子を見学しました。
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手術部における研修の様子 |
午後からは再び2班に分かれ,手術部研修,内視鏡室研修を行いました。手術部研修では,臨床工学技士の案内で術場に入り,実際に行われている手術の様子や医療機材の洗浄の現場などを見学,参加者は強い関心を寄せていました。
2日目,手術開始時刻の関係で早朝からのスタートとなった手術部研修,そのほか循環器内科病棟におけるベッドサイドモニター,放射線部,検査部等の視察が行われ,訪問団一行は,各見学先の担当者の説明に熱心に聞き入っていました。
限りある時間が惜しまれつつ,午後4時前,全日程を終了しました。今後,このような研修の機会が増え,医療交流が深まるよう期待される中,北大病院の役割は大きいといえるでしょう。
(医学部附属病院)
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