エネルギー先端工学研究センター,マルチビーム超高圧電子顕微鏡施設で「外部評価」を実施
エネルギー先端工学研究センターでは,平成12年6月で設立後6年を経過し,時限まで実質3年余となったことから,設置目的から見た研究課題と成果,残された期間に達成すべき課題,および将来計画等に関して第三者から客観的な評価と指摘を受け今後の展開に資するべく,平成12年10月6日に「外部評価」を実施しました。また,本センターのマルチビーム超高圧電子顕微鏡施設は,平成7年度から9年度にかけて研究環境高度化推進経費,COE形成支援プログラム,先導的特別設備費により導入された大型の共同利用実験設備であることから,その運営体制,利用状況,成果,今後の展開計画等について評価を受けるべく,同10月5日に個別に「外部評価」を実施しました。
木谷センター長の説明
を受ける外部評価委員
外部評価をお願いした諸先生は,それぞれエネルギー先端工学研究センターでは,及川洪産業技術短期大学長(元東北大学工学部長)(評価委員会委員長),椛島茂治長崎大学教育学部教授(元東京工業大学大学院総合理工研究科長),架谷昌信名古屋大学理工科学総合研究センター長,持田勲九州大学機能物質科学研究所長の4名,マルチビーム超高圧電子顕微鏡施設では,及川洪産業技術短期大学長,松田慎三郎日本原子力研究所那珂研究所長,井上昭久東北大学金属材料研究所長,堀内繁雄三菱ガス化学株式会社総合研究所主管研究員,佐伯浩北海道大学大学院工学研究科教授,阿部和厚北海道大学大学院医学研究科教授の6名です。
外部評価に当たっては,本センター4分野およびマルチビーム超高圧電子顕微鏡施設担当の極限材料工学分野が用意した「外部評価資料」と「分野の歩み」,「要覧」等の参考資料をあらかじめ各委員に送付しご検討をいただいた上でそれぞれ上記の日程に実地調査とヒヤリングが行われました。
マルチビーム超高圧電子顕微鏡
施設を見学する外部評価委員
両外部評価委員会では,木谷勝センター長の概略の説明の後,各分野の担当教授からそれぞれ説明があり,組織・運営,研究課題・成果,研究設備・研究費,社会との連携,教育活動,将来計画の6項目に関して活発な意見交換と質疑応答が行われました。各委員からはそれぞれの項目についての5段階評価とコメントを11月10日までに文書で戴くことになっております。本センターでは,二つの評価委員会における評価結果を取りまとめ12月末までに「外部評価報告書」を刊行することとしております。
(エネルギー先端工学研究センター)
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