全学ニュース

第2回「産学連携交流会」を開催
−開催効果早くも現る−


 本学リエゾン・オフィス設置準備室では,11月16日(木)午後2時から北海道ティー・エル・オー株式会社の共催により「第2回産学連携交流会」を開催しました。
右から2人目:アンカーパーソンの松田教授(薬学研究科コース)
 右から2人目:アンカーパーソンの
 松田教授(薬学研究科コース)

 今回は,薬学研究科コースと工学研究科コースとに別れ,それぞれミニ講演,研究施設見学を行った後,エンレイソウにて交流会を行いました。
 薬学研究科コースでは12社20名の参加者に対し,アンカーパーソンの松田教授(創薬化学専攻機能分子設計学講座)が司会となり,原島教授(医療薬学専攻医療薬学講座),井ノ口助教授(生体分子薬学専攻細胞分子薬学講座)がミニ講演と研究施設説明を担当しました(研究施設説明には,紙谷助教授(医療薬学専攻 医療薬学講座)にもご協力いただきました。)。
 工学研究科コースでは,10社25名の参加者に対し,アンカーパーソンの大塲教授(量子物理工学専攻波動量子物理工学講座),堤教授(量子物理工学専攻物質物理工学講座),菱沼教授(機械科学専攻熱エネルギー工学講座)がミニ講演と研究施設説明を担当しました。
講演をするアンカーパーソン大塲教授(工学研究科コース)
講演をするアンカーパーソン大塲教授
(工学研究科コース)

 午後5時からの交流会は,アンカーパーソンの石井教授(物質工学専攻 材料物性工学講座)の司会により行われ,第1回開催時よりも更に参加者とアンカーパーソン,講演を担当した教官との間で,部局を越えた共同研究等の相談が活発に行われていました。
 今回で2度目の産学連携交流会でしたが,去る8月28日に初回の産学連携交流会を開催し,早くもその効果の第1号として,薬学研究科の五十嵐教授(生体分子薬学専攻,細胞分子薬学講座)と(株)生物有機化学研究所との間で共同研究(区分A)が締結されました。
 産学連携の推進は,それを推進する組織の構築のみならず,教職員の個々が強くその意識を持つことが非常に重要であると言われています。
交流会風景
交流会風景

 本学は,研究者の自由な発想によりあらゆる分野にわたる創造的な研究を展開するとともに,優れた人材の養成に努め広く人類・社会に貢献することを基本としていることなどから,奨学寄附金及び民間等との共同・受託研究等の受入れという外部資金導入の推進や民間等との技術に関する研究等の連携推進を図っていく必要があります。
 今後も,各部局等でこの産学連携交流会を開催させていただく予定ですので,教職員皆様のご理解とご協力をお願いします。
 
ミニ講演題目等
 薬学研究科コース
 原 島 教 授「ゲノム創薬に基づいた医薬品開発の新戦略」
 井ノ口 助教授「スフィンゴ糖脂質の生理機能に基づいた癌や神経疾患の新しい治療法の開発」
 
講演中の原島教授(左),井ノ口助教授(右)講演中の原島教授(左),井ノ口助教授(右)
講演中の原島教授(左),井ノ口助教授(右)
研究施設の説明をする紙谷助教授
研究施設の説明をする紙谷助教授
工学研究科コース
 大 塲 教 授「音響信号を利用する装置異常診断」
 堤   教 授「生物など柔らかい材料の性質評価」
 菱 沼 教 授「燃料電池と分散エネルギー」
 
講演中の堤教授(左)と菱沼教授(右)講演中の堤教授(左)と菱沼教授(右)
講演中の堤教授(左)と菱沼教授(右)
 
(総務部研究協力課)