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電子科学研究所で研究発表会を開催

発表会風景
発表会風景
熱心に発表を聴く参加者
熱心に発表を聴く参加者
 電子科学研究所では,第8回研究発表会を11月20日(月),21日(火)に開催しました。この研究発表会は,各部門,施設の研究成果を公開発表すると共に,電子科学に関する異なる分野の情報を交換する目的で毎年行なっているものです。
 本年は,例年どおりの各分野における最新の研究成果に加えて,研究基盤の異なる複数の研究分野が共同して行なうプロジェクト研究に関する計画や成果,合計23件が発表され,これらの発表に対し,延べ120名の研究者により,境界領域の研究開拓について例年にない熱心かつ活発な議論が行なわれました。
 本研究所は,従来の物理,化学,数学を基盤とする手法に加えて,生物の構造や機能を応用した境界領域の開拓を目指しており,幅広い分野の研究交流を押し進め,これらを融合させた新しい電子科学の創成をめざすものであります。
 なお,プロジェクト研究に関連した今回の講演者は次のとおりです。
 
 ・『分子モーターに関する研究』(中村貴義)
 ・『赤血球集合過程の理論的解析とその実験的検証』(和田成生,石井勝弘)
 ・『固体光子光子スイッチの実現に向けた基礎研究』(竹内繁樹)
 ・『フォトニックドットによる自然放出光制御の研究』(末宗幾夫)
 ・『熱揺動の光学的計測法を用いた感覚細胞の刺激受容機構の研究』(下澤楯夫)
 ・『高温超伝導体SQUIDをめぐる研究』(栗城眞也)
 ・『基礎医学における未解決の難題「血管病の局在化機構」−我々の挑戦−』(狩野 猛)
 ・『細胞のインテリジェンスを探る』(上田哲男)
 
(電子科学研究所)