部局ニュース
 
 
文化財防火デーに古河記念講堂で防火訓練
 
 
 有形登録文化財に指定されている古河記念講堂において1月25日(木)午前10時00分,出火,強風により隣接建物に延焼という想定で,札幌市北消防署係官立ち会いのもと,文学部自衛消防隊の防火訓練を行いました。
屋内の消火栓を使っての初期消火
屋内の消火栓を使っての初期消火

 火災報知器の鳴動と同時に発煙筒に点火され,異常を知った警備員が火災を確認し直ちに119番及び自衛消防隊(隊長)に通報しました。通報を受けた自衛消防隊は,即刻現場へ急行し,隊長の指揮で消火器及び屋内消火栓による放水での初期消火,重要物品の搬出,現場の警備等を行い,その後,北消防署の消防車出動,ハシゴ車訓練,3本の放水訓練,負傷者の救助訓練などを行い,無事訓練を終了しました。
 この訓練は法隆寺金堂壁画焼失(昭和24年1月26日)の教訓を生かそうと定められた「文化財防火デー」の趣旨により,毎年本学のモデルバーンで実施していましたが,今回初めて古河記念講堂を出火元として行われました。
 訓練終了後,札幌市北消防署予防課長から文化財防火デーの趣旨説明と講話がありました。
 
文学研究科・文学部