農学部附属演習林で「森のたんけん隊2001冬」を開催 |
農学部附属演習林では冬休み中の小学生を対象とした野外体験学習プログラム「森のたんけん隊2001冬」を1月11日(木)〜12日(金)の日程で雨龍地方演習林(雨竜郡幌加内町母子里)において開催しました。
このプログラムは地域の子供たちに広大な演習林のフィールドと施設を開放し,楽しく遊びながら自然の営みや森と人間とのかかわりを学ぶことによって,個性豊かな子供の成長の一助となることを目的として初めて企画したもので,社団法人・国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」の助成を受けて開催しました。
今回の「森のたんけん隊」には,名寄市と幌加内町,中川町から小学4〜6年生16人が参加しました。企画・運営には附属演習林教職員のほか,本学の大学院生や名寄短期大学の学生5名もボランティアとしてお手伝いいただきました。
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みんなで作ったイグルーの中で,
雪の保温効果を体験 |
初日は,カンジキを履いて森の中を元気いっぱいに歩きながら,クイズ形式で樹木の名前や特徴を学んだり,木に直に触れながらその太さや高さをはかりました。その後イグルーやスノーランタンを作りました。イグルー作りでは,大人と子供が一緒になって雪のブロックを切り出してつみあげ,完成後は雪の家の中で遊びながら,雪の持つ保温性を体感しました。スノーランタン作りにも挑戦し,静寂な夜に幻想的な光を楽しみました。
二日目は,雪上車を使って森の奥に移動した後,初日に学んだ様々な森の情報をたよりに,コンパスやメジャーを使って位置を確かめながら,雪の中に埋められた宝を探しました。無事に宝を探し当てた瞬間は参加者全員から歓喜の声があがりました。
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最後に記念撮影
「もっと一緒にいたかったなぁ」 |
両日ともあいにくの吹雪模様となって,予定していたたき火を囲んでの野外パーティーはできなかったものの,参加者は体と心で自然や友達との対話を楽しみました。参加者からは「これまでの冬休みの中で一番楽しかった。また参加したいです」,「友達がいっぱいできてうれしかった」,「もっと日数を長くしてほしい」などの感想が寄せられました。
このプログラムでの経験を糧として,自然観察の楽しみ方を学び,友達との交流が今後も広がっていくことを願いながら,今年の体験学習を終えました。
(農学部附属演習林)
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