部局ニュース


練習船「北星丸」の第90次南方航海
 −ハワイ諸島沖海域での学生実習・観測調査−

附属練習船北星丸の出航式で挨拶する学部長
附属練習船北星丸の
出航式で挨拶する学部長
 水産学部附属練習船「北星丸」(船長 目黒教授,士官・乗組員 計25名,892.92トン)は,平成13年1月8日(月)晴天ながら肌寒い中を応援団による『水産放浪歌』の大合唱の中,水産学部関係者,学生,家族等に見送られ,ハワイ諸島沖海域へ向けて函館港を出港しました。
 今回の第90次南方航海では,特設専攻科学生8人を乗船させ,まぐろ延縄漁業実習,中層トロール漁業実習,イカ釣り漁業実習,イカ延縄漁業実習,海洋観測及びハワイ大学との共同調査研究のためハワイ諸島200海里水域内でのイカ資源等の調査,海洋観測を実施します。
特設専攻科学生にエールを送る応援団
特設専攻科学生にエールを送る応援団
昨年に引き続き,函館とハワイ間では本研究科蛇沼助教授がマグロ類のイカゴロを利用した餌(人造餌)に対しての摂餌効果調査を実施するとともに,ハワイからは山本助手及び宮下助教授が乗船し,ハワイ諸島周辺海域においてそれぞれ外洋性イカ類の成体・幼生を採集しその生活史の解明と,音響計測器を用いてマグロ類の分布・豊度の調査を実施します。
 今航海では給水,水産施設見学,研究者の交代等のためホノルルに2回とカフルイ港に寄港し,早春の3月14日(水)に帰港する予定です。
(総航程10,700海里,航海日数66日間)
 
(水産科学研究科・水産学部)