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北海道大学年次報告書の刊行
−平成12年度点検評価の結果が報告される−

 平成12年度の点検・評価の結果が,年次報告書『21世紀の大いなる展開に向けて〜研究主導型大学としての展開を求めて〜』及び同別冊『教育,管理運営,社会貢献活動一覧』として刊行,公表されました。

 このうち,年次報告書については,昨年度同様,本学の全教官に配付されています。
 平成12年度は,『教員の総合的業績評価について』及び『大学院教育について』の2課題を取り上げて,点検・評価が実施されました。
 『教員の総合的業績評価について』では,平成11年度に試行として実施した「教員の教育,管理運営,社会貢献業績」調査について,個人別に業績を公表することを前提に継続実施し,その結果を『教育,管理運営,社会貢献活動一覧』として取りまとめました。
 同一覧が,日頃表面に出にくい大学教員の活動の一端を広く明らかにするとともに,個々の教員によって「教育,管理運営,社会貢献」において果たしている役割を自ら認識し,自己の評価に利用されることが期待されます。
 また,教員の総合的業績評価の一環として実施している「学生による授業アンケート」では,平成11年度前期と平成12年度前期のアンケート結果を比較し,経年変化解析を試みています。
 さらに新たな試みとして,各教員の評点平均を度数分布と順位で示し,他の教員との比較を容易にし,全体における自分の位置づけを把握できるようにしました。
 なお,アンケート結果の公表方法等についても,「公表の必要性」,「公表のメリット」等の観点から検討しています。
 一方,『大学院教育について』は,大学院における教育理念と実際の教育状況等について,平成11年度から3年計画で点検・評価を実施しています。
 平成12年度は,文学,理学,薬学,工学,獣医学研究科の状況についてヒアリングを実施するとともに,平成13年度に実施予定である大学院学生に対するアンケートについて検討しました。
 平成13年度には,ヒアリング及びアンケート結果を踏まえて,研究主導型大学としての本学における大学院教育に係る改善策を提言する予定です。
 
 なお,年次報告書については,本学ホームページに近日掲載される予定です。
 
(総務部企画室)