全学ニュース

平成13年度「新任教官研修会」を開催

 高等教育機能開発総合センターは,平成13年度「新任教官研修会」を平成13年6月7日(木)に,情報教育館3階のスタジオ型多目的中講義室を会場に開催しました。
中村総長のあいさつ
中村総長のあいさつ

 この研修会は,本センターの高等教育開発研究部が中心となって企画,運営され,平成7年度に実施した新任教官歓迎説明会から数えて7回目になります。

 研修会は,昨年6月以降に本学に新規に採用された教官及び他の機関から転入した教官を対象として計画され,66名の教官が参加しました。

 最初に,総長から創基125周年を迎える本学にお迎えできたことの歓迎の言葉があり,次いで,教育・研究の現状は法人化問題も含め多難な時期であること。これからは学生の目線に合わせた教育を行うことが大切であること。また,セクシャルハラスメント等,学生の人権を配慮した対応が大切であることのあいさつがありました。
 引き続き,次のスケジュールにより講演及びグループ討論が行われました。

午前の部(講演)
 ◇ 「北大の教育−これまでとこれから」
  高等教育開発研究部長 小笠原 正 明
  副学長(高等教育機能開発総合センター長) 徳 永 正 晴
 ◇ 国立大学教員の権利と義務
  法学研究科長 畠 山 武 道
 ◇ 大学教育改革の現状
  医学研究科 教授 阿 部 和 厚
午後の部(討論と発表)
 ◇ 双方向的授業の実際について
   グループ討論,発表,総合討論
少人数に分かれてのグループ討論テーマ「双方向的授業をめぐって」
少人数に分かれてのグループ討論
テーマ「双方向的授業をめぐって」

 午前の部では,各講師による講演を熱心に視聴し,質疑では予定の時間を超える活発な意見交換が行われました。また,午後の部の討論と発表では,履修者数の規模20名,50名,100名,200名を想定し,四グループに分かれて,「双方向的授業の実際について」のグループ討論の後,発表と総合討論が行われ,効果的な教育の進め方,課題探求能力の育成等についての理解を深めました。
 また,参加した教官から,実際の授業風景の見学が可能な授業担当教官のリストの配付希望等が出されました。

(高等教育機能開発総合センター)