編集メモ

▼北大構内を横断する「環状通エルムトンネル」の開通式が,7月19日札幌市により行われました。午前10時30分から,現地の西行き線を会場として行われた式典に,来賓として挨拶をした中村総長は,開通による効果として「交通渋滞の緩和」と「歩行者の安全性の確保」が期待されると,祝辞を述べています。式は,テープカット,くす玉開花と続き,17台の車両による「通り初め」で終了しました。今後地上部分は,歩行者・自転車の通行できる散策路として整備される予定です。

▼今月も大学見学の依頼が数多く来ていますが,入試情報を目的とした高校生のほか,総合学習や自主研修の目的で来学する中学生が増えています。学校で発表しなければいけない,ということで,北大の歴史,各学部の特色などを熱心に質問し,メモを取っていました。質問や要望の内容によっては,アドミッションセンター関係者が対応をしています。そのなかでも,盲学校中学部生徒の訪問に際して行った,鈴木誠先生のミニ講義は,点字で作製した名刺や,道内に生息するカエルのリストを生徒に渡して自己紹介をした後,凍結乾燥させたカエルや,カエルの成長過程の模型を生徒に直接触れさせ,指の数や水かきを確かめさせたり,数種類のカエルの鳴き声を聞かせ,両生類の多様性を学ばせるなど,ユニークなものでした。
※ 鈴木先生は,高等教育機能開発総合センター入学者選抜企画研究部助教授です。