総長記者懇談会の実施
120周年記念事業などをテーマに懇談
丹保総長と北海道教育記者クラブ加盟記者との「総長記者懇談会」を 9 月 2
日(月)15時30分から事務局第 2 会議室で開催しました。
この懇談会は,大学における教育・研究活動やその成果を社会に向かって積極的に発信することが,開かれた大学として,また,大学の役割を明確にする上でも益々重要となっていることから,
1 )外部に対する積極的な情報の発信
2 )大学に対する理解及び協力の要請などを主な目的として,昨年から実施しているものです。
今回のテーマは,
1 )創基120周年記念事業について
2 )最近の教育研究の動向について
3 )ホームページ開設について
4 )国際交流会館の新営について
ということで,丹保総長,保原副学長,板倉副学長,沖吉事務局長と記者 9 人が出席して懇談が行われました。

記者との質疑応答
まず最初に,総長からテーマに沿って大学の活動状況を説明した後,記者と質疑応答が行われ,有意義な懇談会となりました。
また,懇談会の開催に当たって各部局等から寄せられた教育研究活動に係る資料は,当日各記者に提供いたしましたので,当該活動に係る取材依頼等があった場合には,積極的な対応をお願いしたいと思います。
なお,今後も「教育・研究等の活動状況」あるいは「会議,学会などの行事」等の大学の活動状況などについては,積極的に報道関係等に提供していく予定です。
(総務部総務課)
総長補佐の設置
去る 6 月 1 日付けで総長のもとに「総長補佐」がおかれました。
「総長補佐」は,総長が,教育・研究,厚生補導をはじめ,国際交流,学術情報等の事項を執行するに当たり,調査,検討等を行うことを目的としているもので,現在のメンバーの任期は平成
9 年 4 月30日までとなっております。
伊藤 和彦 教授
(農学部 農業工学科 農産物加工工学講座)
小笠原正明 教授
(高等教育機能開発総合センター高等教育開発研究部)
長田 義仁 教授
(理学研究科 生物科学専攻 生体高分子設計学講座)
西堀 ゆり 教授
(言語文化部 英語教育係,外国語・日本語教育研究系)
長谷川 淳 教授
(工学部 電気工学科 電力工学講座)
(五十音順)(総務部総務課)
点検評価の実施項目を決定
平成8年度点検評価の実施項目が次のとおり決定され,各実施部局に通知しました。
本年度の本学における点検評価は,今後,より機能的で改善に結びつく点検評価システムとするため,来年度以降の本学の点検評価の在り方について検討することを中心に行うこととし,点検評価項目については,最小限のものに絞りました。
(総務課企画室)
平成 8 年度部局共通点検項目(平成 8 年 8 月27日全学委員会指定)
点検事項 | 点 検 事 項 |
5 研究活動 | 2 研究実績(著書・論文・学術講演等)の状況 3 科学研究費補助金等研究助成金の状況 4 国内外・学内の共同研究 12 学術に関する受賞状況 |
平成 8 年度日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」による研究プロジェクトの選定
このたび,平成 8 年度より発足した「未来開拓学術研究推進事業」の研究プロジェクト(117件)が決定され,このうち,本学において米田好文教授(大学院理学研究科),上野直人教授(薬学部)を各プロジェクト・リーダーとする研究プロジェクトが選定されました。また,コア・メンバーとして研究を分担する研究プロジェクト(
4 件)が別表のとおり選定されております。
「未来開拓学術研究推進事業」は,知的資産の形成につながる先見性を持つ創造性に富んだ研究を推進するため,日本学術振興会が政府出資金により,我が国の未来の開拓につながる学術研究を大学等の主導により実施するものです。なお,今年度は事業委員会において決定された重点的に推進する17の研究分野からの98件の研究プロジェクトと,産学協力研究委員会等の企画・立案した19件の研究プロジェクトの計117件が選定されております。
各研究プロジェクトの研究実施期間は原則として 5 年間であり,研究経費は年間
5 千万円から 3 億円(平均 1 億円)程度となっています。
以下,各研究プロジェクトの概要を紹介します。(総務部研究協力課)
プロジェクト・リーダー | 研究プロジェクト名 | 研究分野 |
米田 好文 教授 (大学院理学研究科) | 植物における栄養・生殖成長切換えの分子機構 | 命体の形成機構 (生殖,発生など) | |
上野 直人 教授 (薬学部) | 形態形成を制御するシグナル分子ネットワーク の解明 | 生命体の形成機構 (生殖,発生など) |
コア・メンバー (プロジェクト・リーダー) | サブテーマ名 (研究プロジェクト名) | 研 究 分 野 等
嘉数 侑昇 教 授 (工 学 部) | 柔らかい形態機能をもつアメーバ状ロボットの開発 と機能発達メカニズムの創出の研究 | マイクロメカトロニク ス・ソフトメカニクス |
原 文雄 教 授 (東京理科大学工学部) | 柔らかい形態機能をもつ「軟生機械」におけるソフ トメカニクスとその機能創出の研究 |
稲垣 道夫 教 授 (工 学 部) | インターカーレーション,置換固溶および前駆体制 御によるスペースの創製と機能開発 | 炭素材料第117委員会 |
高橋 洋一 教 授 (中央大学理工学部) | 炭素材料中への機能性ナノおよびミクロスペースの 創製 | |
大谷 文章 助教授 (大学院理学研究科) | ダイヤモンドの光電気化学的特性評価と利用 | 次世代人口物質・材料 の探査的研究 |
藤嶋 昭 教 授 (東京大学大学院工学系研究科) | ダイヤモンド薄膜を用いる光機能界面の基礎と応用 |
林 潤一郎 助 教 授 (エネルギー先端工学研究センター) | 石炭分子間相互作用の解明 | 石炭利用技術第148 委員会 |
飯野 雅 教 授 (東北大学反応化学研究所) | 石炭分子工学の確立:超分子構造の解明とその制御 に基づく革新的利用技術の開発 |
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第10回触媒科学研究集団研修コース開講式
本年度の触媒科学研究集団研修コース開講式が, 9 月 2 日(月)午前10時30分から副学長,協力部局である理学研究科関係教授,触媒化学研究センター関係者及び国際協力事業団北海道国際センター(札幌)関係者の出席のもと,触媒化学研究センター会議室で開催されました。
開講にあたって,保原副学長,東触媒化学研究センター長,長島国際協力事業団北海道国際センター(札幌)所長から,挨拶があった後,研修スタッフ紹介,研修員自己紹介があり,和やかなうちに第10回開講式が終了しました。

本年度の6人の研修員
この触媒科学研究集団研修コースは,国際協力事業団(JICA)による海外技術研修員の受入れ事業の一環として,北海道大学に開設されており,実施部局として触媒化学研究センター・理学研究科・工学部が当たることとなっております。
なお,本センターは実施責任部局となっております。
本年度の本コースへの応募者は 6 カ国12人で,そのうちからアルゼンティン
1 人、エジプト 2 人,メキシコ 1 人,フィリピン 2 人の計 6 人を受け入れました。
また,これまで受入れた研修員は,11カ国49人にのぼり,それぞれが本国において活躍しており,本研修コースは高く評価されております。
(触媒化学研究センター)

東センター長の歓迎のあいさつ
留学生センター
「日本語・日本文化研修コース」研修生11人が修了
留学生センター「日本語・日本文化研修コース」研修生の修了式が,平成 8 年
9 月 3 日(火)に留学生センター会議室において行われました。
この研修コースは,外国人留学生に対し,日本語,日本文化・日本事情に関する教育のために開設されている
1 年間の研修コースです。

修了証書の授与
今回修了した研修生は,平成 7 年10月に入学した10カ国(インド,タイ,インドネシア,香港,オーストラリア,スウェーデン,ベルギー,ラトビア,ドイツ,アメリカ)からの11人で,本コースが開設されてから,数えて第15期生となります。
修了式では,金川留学生センター長の告辞の後,保原副学長から祝辞が述べられました。
引き続き行われた祝賀会では,指導教官等と,1年間の北大での勉学や札幌での生活の思い出,帰国後の進路などについて和やかに懇談が行われました。
(留学生センター)

保原副学長の祝辞
国立学校等係長研修の実施
道内国立学校等から42人が受講
平成8年度北海道地区国立学校等係長研修を,文部省及び国立学校の共催(本年度は,本学が当番)により,
9 月 2 日(月)から 9 月 6 日(金)まで,北海道青少年会館において実施しました。
この研修は,道内の国立学校等の係長及び係長相当の職にある者に対して,職務遂行に必要な基本的,一般的な知識を修得させるとともに,国立学校等の管理運営の重要な担い手としての職員の資質向上を図ることを目的とし,毎年実施しています。今年は,道内国立学校等の12機関から42人が受講しました。

パソコン実習に取り組む受講生
今回の内容は,本学事務局長による「特別講話」のほか,各専門家による講義,演習,セクシュアル・ハラスメント問題等のビデオの視聴及びパソコン実習等を行い,全員が所定の課程を修了しました。
なお,主な講義題目及び講師は次のとおりです。
「特別講話」 本学事務局長 沖吉和祐
「人事行政上の諸問題」
文部省大臣官房人事課福祉班主査
富張 実
「大学行政上の諸問題」
文部省高等教育局私学部学校法人調査課
学校法人調査官 天野祐一
(総務部人事課)

富張文部省大臣官房人事課福祉班主査