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水産資料館は本学函館キャンパス(大学院水産科学研究科)に位置し、本館、別館および水産生物標本館で構成されています。水産資料館の目的は、水産関係資料を収集・整理・分類・保管し、教育研究用の資料目録・解説書を刊行し、国内外の研究者に当該データを提供するとともに、水産関係の知識を一般に普及することにあり、広く学生、市民に公開されています。水産生物標本館は公開されていませんが、種の基準となる模式標本約750点を含む18万点を越える世界屈指の魚類標本などが管理・保存されており、学内の教官・学生はもとより、国内外の研究者に利用されています。 本館第一標本室には、世界の代表的な魚類約550種を展示しており、この中には深海性サメ類のラブカなど、大変珍しい魚類も多く含まれます。また、ヤツメウナギ類、サメ・エイ類、アンコウ類などはアクリル水槽による展示を行っており、大変見やすいと好評を得ています。その他、軟体動物や海藻類の標本も陳列され、その中には世界的にも貴重なタコ・イカ類の標本も含まれています。 本館第二標本室には、日本の漁船の発達を知る上で貴重な資料である弁財船などの漁船模型の他、釣具模型など約2,500種6,000点を展示しています。 水産資料館では新しい試みとして、水生生物と水産科学への興味・関心を高めることを目的に、主に小学校高学年から中学生を対象としたミニレクチャーを行っています。水産科学研究科の教官が専門分野をわかりやすく講演し、参加した生徒・父兄から好評を得ています。
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