寳金清博 北海道大学総長
新型コロナウイルス感染症対策本部長からのメッセージ
寳金清博 北海道大学総長
新型コロナウイルス感染症対策本部長からのメッセージ
本学教職員及び学生の皆さんには,日常的に新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力いただきありがとうございます。
既にご承知のことと思いますが,令和3年5月16日から31日までの間,北海道に新型インフルエンザ等緊急事態宣言が発出されました。
これに先立ち,本学におきましては,5月14日(金)に,「新型コロナウイルス感染症拡大防止のための北海道大学の行動指針(いわゆるBCP)」のレベルを,5月16日から,これまでの「レベル2:制限(中)」から「レベル3:制限(大)」に引き上げました。
教職員の皆さんには教育研究の面で,学生の皆さんには授業や課外活動の面で,不自由をお掛けしておりますが,大学としては,教職員や学生の皆さんの健康や安全を第一に考えなければなりません。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み,この困難な状況を乗り越えていくためには,本学構成員が一致団結して取り組んでいくことが最も重要です。
また、北海道大学は、学生・教職員数で2万人を超え、地域でも最大規模の教育・研究施設であり、職場です。それに加えて、教育・研究という特別な社会的責任があり、新型コロナウイルスに関する様々な研究を進めています。実用的な診断法の開発や患者さんの手に届きそうな治療薬研究などで、注目されています。さらに、北海道大学は、道内最大の北海道大学病院を有し、最後の砦としての使命を果たしています。先日、北海道大学病院の新型コロナ患者さん入院病棟を視察しましたが、医師・看護師・事務系等の本学職員が、最前線で、このところ日々悪化する感染状況と戦っています。
北海道大学は、規模の大きな職場であるばかりでなく、教育・研究の社会的役割と医療提供という、新型コロナウイルス感染症の克服にとって最も重要な社会的プラットフォームを担っている施設です。
こうした北海道大学の大きな社会的使命を自覚して、皆さん方自身が「感染しない」「感染させない」という気持ちで,自らの行動を律していただけますよう,よろしくお願いいたします。
令和3年5月19日
北海道大学総長 寳金 清博
新型コロナウイルス感染症対策本部長