寳金清博 北海道大学総長からのメッセージ
寳金清博 北海道大学総長からのメッセージ
学生・教職員の皆様
本学の学生・教職員の皆様方には、日常的に新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力いただきありがとうございます。
本学では、接種を希望する北海道大学並びに小樽商科大学の学生及び教職員等を対象に,7月17日(土)から9月12日(日)までの土曜、日曜及び祝休日に新型コロナワクチン大学拠点接種(職域接種)を行い、1回目は18,302名、2回目は18,009名への接種を終了しました。
皆様方のご協力によって、医療従事者等向けの接種を含めれば、本学に在籍する学生・教職員の7割以上の者(学生:68.4%、教職員:82.3%)が、2回のワクチン接種を終えることができました。
接種にあたっては、約2ヶ月の長期間にわたり、多職種・多人数の医療従事者をはじめとする本学教職員のご協力をいただきました。
また、学生ボランティアによる接種会場の運営、ワクチン接種に不安を持つ方に向けた、有志学生による学生目線の分かりやすいポスター作成、酷暑下の接種会場における様々な想定外の事項への対応など、皆様方のご協力により、数々の難題を克服することができました。
今後、対面授業、課外活動等の再開に関する検討など、ウィズコロナ下における課題に向き合い、学生・教職員の安全を第一とする方針は堅持しつつ、安心・安全な教育研究活動を一刻も早く再開出来るよう努めて参ります。
本学は札幌市の人口の1%を超える学生・教職員を抱える大規模事業場であるとともに、教育・研究の社会的役割と医療提供という、新型コロナウイルス感染症の克服にとって最も重要な社会的プラットフォームを担っています。
こうした本学の社会的使命へのご理解の下、皆様方のワクチン接種へのご協力に対し、心から感謝申し上げるとともに、今後も新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力いただきますよう、改めてお願いいたします。
令和3年10月15日
国立大学法人北海道大学総長
寳金 清博