闇鍋報告   〜それは悪魔のささやき〜
文責:佐藤

今年の冬は雪は少ないけど、寒いですね
そんな寒い夜は心身ともに温まりたい
冬の料理といえば鍋
てことで、闇鍋をすることにしました
なにも間違ってないですよね

まあ、闇鍋なんて健全な一般大学生だったらみんなやっていると思いますから(普通やるよね?)
昔を思い出しながら、生暖かい気持ちで読んでいただけたら幸いです

さて、さすがに私たちも分別ある大人ですから
食材を無駄にする分けにはいきません
そこで、闇鍋をする際にしっかりとルールを決めておこないました

一つ。鍋にいれるものは食べれるものであること(タワシとかは駄目)
一つ。入れるものは一人2品まで
一つ。鍋が怪しい雰囲気を出した場合、自分の入れた食材は必ず食いきること

では選手の入場です

エントリーナンバー1 そのあつかましさで、日ごろからメンバーの反感を買い続ける男  4年寺野選手
若いさといいかげんさで、危険食材を投入する可能性大
過去にもヒトデを食えるというネット情報のもとにみんなの反対を押し切って調理し
そのあげくにまずいとかいって残したという実績をもつ

エントリーナンバー2 もう卒業だというのにいまだに全貌がつかめぬ男 M2中村選手
天然ではないのだけれども、その感性は独特のものがあり・・ようするに謎
彼のツボが分からないだけに、何をいれるかも予測できない。今回のダークホース
ていうか、いつもダークホース

エントリーナンバー3 かつての臼尻の良識 M2田中選手
変人があふれる臼尻実験所において、どこかほころびものの、まあ常識的な人間
それゆえに、彼からはまとも食材の投入が期待される
修論のつかれによる毒電波が働けば、大化けする可能性も・・・

エントリーナンバー4 なにごとも中庸 D2佐藤選手
なにごとも中庸とは便利な言葉ですね
まわりの空気によって投入食材を変化させる私ですが
今回の面子は空気を読む必要がないと判断し、おいしいものをいれます

エントリーナンバー5 臼尻最狂 D3永井選手
子供頃に皆がもっていた残虐性をまったく失わずにこの年まで来てしまったバッドガール
酒の席で彼女につぶされた人間は数知れず。今大会の大本命
しかし、本人は「いままでの闇鍋で反省した。今回はちゃんとやる」と言っている


以上の5名がそれぞれよりすぐりの2品をもって戦います(戦うな)

さて、食材投入と賞味方法についても解説しましょう
前もって醤油ベースのスープに鶏肉と白菜をいれ、煮込んみ、蓋をしておきます
これの中に順番に食材をいれていきます
配膳は臼尻実験所の数ある勝負事をいつも仕切ってきた、ベテラン見届け人M2八幡が勤めます
その際、各人は目を閉じ、配膳が完了する合図があるまで静かに待機
さらに食べるときは部屋の電気を落とし、闇の中で食べます

みな入れる順番に思うところがあったのか、
最初がいい、後がいいなど早くも駆け引きが始まりました
鍋なんてある程度煮込めば同じだろうに
「しっかり火を通したい」など永井選手が言っています
非常に嫌な予感がします

そんなこんなで、鍋が完成
さっそく八幡氏の配膳です
しかし、配膳中にひとつ気になることが・・・
たしか醤油ベースのはずだったんだが、漂う匂いがどう考えても醤油のそれではない
やはり、自分の食材を自重したことは間違いではなかった

配膳完了の合図とともに、目を開けると

ああ・・・暗闇でもはっきりとスープが白いことが分かります
しかし、中身はまったく分からない
自分が口にしようとしているものがまったく分からないことがこんなにも恐ろしいことだとは

ホワイトに変色したスープでしたが、お味のほうは以外にいける
過去の経験がそうさせたのか、はたまた大学院生にもなると守りに入るのか
みな無難な食材を選んだみたいです

それでは各自の投入食材を発表
寺野選手 その1 卵  その2 ピーナッツ
中村選手 その1 マス その2 ちくわ その3生クリーム
田中選手 その1 アメリカンドッグ その2 カニカマ
佐藤選手 その1 ポテトチップ(のり塩) その2 豚足
永井選手 その1 カニ その2 ココナツミルク

というわけで、やはり永井選手がやってくれました
勘違いしないでね カニってタラバガニとかケガニじゃないからね
そこらへんの磯でとってきたイソガニだからね
「いれるときにカサカサいって怖かったよ」とは本人の談
下ゆでなしかよ・・・

さらに寺野選手は生卵を殻のまま投入という暴挙に
箸を伸ばしたときのカツッという音は非常に腹が立ちました
(ていうかそこらへんにあったものですませんじゃねぇよ)
そもそも卵の殻ってきれいなの?

あと中村選手だけ食材を3つ投入した理由は謎です

そんなこんなで無事終わった今回の闇鍋
無難に食べられたものの、衛生面で不安が残る結果となりましたが
腹を壊した人間がいなかったので、
まあ、大成功といったところでしょうか

永井選手は今回、だいぶ手加減したみたいで、悔やんでましたが
本気を出されたらたぶん記事にできなかったと思うのでよかったと思います

寒い冬はまだまだ続くので、みなさんも是非、闇鍋をやってあったかくなってみてはどうでしょうか
(めずらしくきれいなまとめ方)

あ、ちなみに以外においしく、正直もりあがりにかけた闇鍋大会は
この後、激辛スープ一気飲み大会へと移行しました
めでたしめでたし




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