【緊急特報!】
”シュノーケリング教室から、準ミス慶応誕生”
文責:所長、宗原弘幸
海と海の生き物に親しんでもらおうと院生たちと始めたシュノーケリング教室。
主に小中学生を対象に2003年から13年続けている。その間の参加者は約200人。
延べ数ではなく実数を数えてみると、年数の割には、意外と少ない。
その理由の一つは、1度参加した子が翌年以降も参加するリピーターが多いことにあると思う。
これまで続けて、「シュノーケリング教室がどれほどの成果を生んだのか」は、いつも気にしていることだ。
シュノーケリング教室に参加した子ども達に、私たちは、いったい、どんなインパクトを与えることができたのか。
海と海の生き物の面白さをうまく伝えられただろうか。
あの子が「北大水産学部に進学した」、「海洋水産系の仕事についた」、と言った業界情報は得られる。
しかし、参加者の「その後」を知る機会はほとんどない。シュノーケリング教室での出来事は、良い思い出になったのだろうか。
少なくともリピーターには、そうなっていると信じている。
11月23日。その日にミス慶応大学のコンテストがあるとは、露程も知らなかった。本当に。
夕刊のない休日は、ネットニュースが役立つ。気になるニュースを発見。
そっと画面をタッチ。一つ下のヘッドラインが展開。スマホで有りがちなことだ。
でもあいてしまったんだから、仕方ない。一応見てみよう。
「慶応だから、一応。なんちゃって」、とダジャレを脳内でつぶやく。
「準ミス慶応、松代杏奈さん。北海道函館市出身」。
「ほおー、奇麗な人もいるんだな」。
次の瞬間、「ん、見覚えがある」。
今度は脳内で10年前の夏が思い出されていた。
(写真:http://misskeio.jpより転載)
翌日、実験所で過去の資料を確認。
松代杏奈ちゃん。
2005年と2006年のシュノーケリング教室に参加していた。リピーターだ。
色白の杏奈ちゃんは、シュノーケリング教室で目立っていた。
陽に焼けた参加者の中にいたからではなく、まだ細かったが長い手足を巧みに使って力強く泳ぎ、
臼尻の海でシュノーケリングを楽しんでいる様子が、誰の目にもよく分かったからだ。
シュノーケリングが終わり、参加者が帰った後の反省会。
「メチャメチャきれいな子がいたな」と、水産高校の先生になった当時の院生が言うと、
「ほんと、ほんと」
「あの子、将来、どんなふうになるんだろうね」
「私、負けそう」。
体力自慢のミス臼尻実験所たちが幼き日の姿を投影し頷き合う。
杏奈ちゃんが放つオーラは、小学生ですでに学生たちを射抜くほど強く輝いていた。
慶応大学法学部法律学科3年生の松代杏奈さん。プロフィールによると、趣味は、サーフィンとある。
今でもマリンスポーツが好きだと言うことで、嬉しい。
ミスコンの世界は、学生スポーツ界と違うかもしれない。多分、違うだろう。
それでも敢えて例えると、1位だった4年生が卒業すれば、2位だった3年生は、翌年優勝候補No.1である。
ミスセブンティーンの入学や長期休暇中に変身する人が、ひょっとしたら現れるかも知れない。
油断は禁物だが、エントリーすれば、来年のミス慶応は、間違いなかろう。楽しみだ。押し間違えないように、リンク先をお気に入りに入れておこう。
杏奈さんが、このホームページを見ることがあるかどうか、分からない。
けど、杏奈ちゃんが気にしていた「海中に落とした片方のフィン」。とっくに見つかっていることを伝えておくよ。
海藻が枯れる秋には、海の落とし物はたいてい見つかるんだ。今でも使っているよ。
参考資料
ヤーフニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151123-00000052-dal-ent
函館イベント情報局
http://hakodate-event.com/2015/11/201511ma/
慶応大学ミスコンテスト