秘密のケンミンSHOW!!!~千歳市編~

 

こんにちは、修士1年の小林です。最近は海が冷たくて、ダイビングがしんどいです。でもクラゲが結構湧いているので、海況が良ければM1井鍋氏と共に潜ります。

他の臼尻民は修論・卒論などに追われており、先月号に引き続きネタ切れ?なのでケンミンSHOW!!!を書きます。

今回僕が書くのは、僕の地元の北海道千歳市についてです。

え?11月号で山田さんが北海道編書いてましたよね?だって???

違います。あれは「札幌」編です(内容は北海道編に近かった、というより北海道編だった)。もしかして北海道=札幌だと思ってません?(山田氏も深いところでそう思っているに違いない。11月号の札幌編が北海道編になっていたことがそれを裏付けていますよね。ぐぬぬ…)。それは甘いですね。札幌は北海道で最も栄えているだけの都市です(まあそれがすごいのだが)。他の都市にも魅力はあるんですよ、ええ。

という前置きをしたところでさっそく千歳市について紹介します!!!

 

①基本データ

・人口

98,000人(2020)。人口減少が叫ばれている中、千歳市は人口が増加し続けています。たまに帰省すると、新しい家ができていたり、ニュータウンができていたりします。また、平均年齢が43.5歳と、北海道一若い街らしいです。僕の出身中学は生徒数が増えすぎて、僕が卒業した2年後くらいに新しい中学校が建てられ、分離したほどです。さらに、市内の某小学校は全国一の児童数を誇るとか。そのため、新しい小学校が建設中らしいです。若い世代が多いのは明るいですね!

 

・地理

 東西に長く、面積が約595 km2です。これは臼尻水産実験所132,487個の広さに相当します。いやあ、分かりやすい。西部には支笏湖があり、東部は丘陵地帯が広がっています。中央部は石狩平野の南端で、市街地が広がっています。気候は内陸性の気候で、冬の降水量はそんなにないのですが、寒さが厳しいです。厳冬期の朝は-15℃くらいが普通です。それゆえ千歳民は寒さ耐性がかなりあります。知らんけど。

 


                   ←千歳市の場所。地味に札幌とも隣接する。

 

 

 

 

 

 

また、雪が少ないという特性からか、小学校の冬の体育はスケートをやります。冬になると、校庭にスケートリンクが作られ、そこでスケートをするのです。なので千歳民はみんなスケートを滑ることができます。ちなみにスケートの授業は個人的には地獄でした。寒いし、靴紐結ぶの面倒だし、ちゃんと靴紐結べてないと靴擦れしてかかと痛いし…。スキーがよかったなあ…。

 

②産業

・第一次産業

 東部で畑作、畜産が行われています。僕の実家は割と農地に近いところにあるため、たまに堆肥臭いです。特産品として、ハスカップ、鶏卵(生産量北海道No. 1!)が有名ですね。北海道のイオンで販売されているトップバリューブランドの卵は千歳市で生産されたものです。他にもいろんなスーパーで千歳市産の卵が販売されています。

文字が書かれた看板

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↑ハスカップジャム         ↑千歳産の卵。おいしい。

 

さらに、千歳市の東端には競走馬の生産で有名な、社台ファームがあります。2006年天皇賞(秋)、2007年安田記念等を制したダイワメジャー、2007年エリザベス女王杯や2008年有馬記念を制したダイワスカーレット、そして、国内のレースであのディープインパクトに唯一傷をつけたハーツクライは社台ファームで生産された馬です。彼ら、彼女らの産駒は現在活躍中です(もう少し頑張ってほしいが…)。

競馬の馬

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                 ←ハーツクライ。かわいい。

 

 

 

 

 

 

また、支笏湖では夏期にチップ(ヒメマスの地方名)漁が盛んに行われます。正直食べたことがないので味は分かりませんが、写真を見るととてもおいしそうですよね。漁期が6テーブル, 座る, 小さい, 食品 が含まれている画像

自動的に生成された説明8月なので、食べたい方はその時期に支笏湖周辺のお店に行くといいでしょう。                  

 

 

 

 

 

 

 

           支笏湖チップ。塩焼きにしたい。

 

・第二次産業

 たくさんの工業団地があり、製造品出荷額は道内でもトップクラスです。有名どころだと、カルビー、日清、キリンビール、キッコーマンといった錚々たるメンバーが集結しています。日清の工場は国道36号線沿いに位置しており、巨大なカップヌードルが目を引きます。キリンビール工場は小学校の社会科見学で行った記憶があります。アルコールの入っていない、通称「ビールの子ども」を飲み(飲まされ)、あまりのまずさに戦慄したことを覚えています。しかし、今となっては一〇搾りを好んで飲むようになるとは、当時の小林少年は知る由もなかったでしょうね。

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           36号線沿いにある巨大カップヌードル。

 

・第三次産業

 JR千歳線南千歳駅に隣接するアウトレットモール・レラや、空港ターミナルビルがあり、道内だけではなく、道外、海外のお客さんがたくさん訪れます。また、最近では、北海道観光客に向けたホテルの建設が進んでいるようです。前に帰省した際、千歳駅の裏に新しいホテルができていたのには驚きました。他にも、街の中心部はたくさんのお店があり、意外と栄えています。おすすめはもりもと本店です。最近新しくなりました。たまごまんじゅうがおいしいです。極めつけに、都会の象徴であるイオンもあります。隣接する恵庭市や、さらにその隣の北広島市にはイオンないですからね。千歳のイオンを逃すと、次のイオンは札幌か苫小牧になるので、気を付けてください。

皿の上の食べ物

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              もりもとのたまごまんじゅう。

 

③おすすめ

・千歳水族館

 道の駅にもなっており、行ったことがある方が多いのではないでしょうか。水族館では珍しい、淡水魚をメインで扱っている水族館です。昔は「サケのふるさと館」という名称で、その名の通り、サケ・マスが多く展示されています。千歳水族館の名物はやはり、千歳川の水中観察水槽でしょう。窓の向こう側には実際の千歳川が広がっており、季節によって様々な生物を観察できます。特に秋に行くと、遡上してきたサケをたくさん観察することができます。若き日の小林少年もこの水中観察水槽に足を運びました。まあ、目当ては水中観察ゾーンの隅にある水生昆虫水槽だったんですけどね。小林少年にとってはタガメ・ゲンゴロウ・ミズカマキリ>サケだったようです。今は全く逆です。まだあるんですかね、水生昆虫水槽

水族館の水槽の前にいる鳥

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綺麗な展示ですね。          千歳川水中観察水槽前に群がるサケ。

 

また、水族館の外にはインディアン水車が展示してあり、千歳とサケの歴史についても学ぶことができます。ちなみにインディアン水車を持ちこみ、千歳に孵化場を作った伊藤一隆(クラーク博士の教え子でもある)はしょこたんの高祖父らしいですね。さらに、道の駅だけあって飲食店もそこそこ並んでいます。中でもピザのお店がなんだか人気らしいです。臼尻のピザとどっちがおいしいのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


             写真左にあるのがインディアン水車。

 

 

・支笏湖周辺

 自然が豊かです。支笏湖はもちろん、その周りの恵庭岳や樽前山なんかも非常に見ごたえがあります。帰省する際、車の窓から樽前山の溶岩ドームが見えると、「たまんねえな…」と思います。

海と山の景色

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山の上の台形状のものが樽前山の溶岩ドーム。

 

支笏湖は千歳市街地から車で30分ほどで行くことができます。その道中は森で、夜中に通るとそこは天然のサファリパークと化します。シカ、タヌキ、アライグマ、リス、キツネ、ヒグマなどが見られます。特にシカがかなり出ます。僕の友人の車はシカと刺し違えていました。動物好きな方はスピードに気を付けつつ、夜中にドライブしてみてはいかがでしょうか。

また、支笏湖では毎年冬に氷濤(ひょうとう)まつりが開催されています。様々な氷像がライトアップされていてとても綺麗です。なんて言うと平嶋君あたりに「いや、小林さんそれ絶対思ってないっすよね」って言われてしまいます。思っているかめっちゃ思っているかで言うと思っています。

個人的には支笏湖ダイビングと大型二輪の免許を取って、ツーリングしたいです。

 

 

カラフルな光のcg

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支笏湖の氷濤まつり。めっちゃきれい。

 

・航空祭

 千歳には陸上自衛隊と航空自衛隊の基地があり、千歳は自衛隊の街でもあります。僕の実家の目の前の道路は、「戦車道路」と呼ばれ、陸上自衛隊の戦車が普通に走っています。手を振ると、自衛隊の優しいお兄さんが手を振り返してくれます。また、航空自衛隊の基地があるため、戦闘機が毎日飛び交っています。僕は慣れているので戦闘機が飛んでも、「おーなんか飛んでんなあ」程度にしか思わないのですが、初めて戦闘機の飛ぶ音を聞く人は、「うるせー!」と思うみたいです。たまーにスクランブルで夜中にも飛びます。ロ〇アさん、〇国さん、領空侵犯やめてー。ぴえん。

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街中を走る戦車。操縦してみたい。

 

話が逸れましたが、航空自衛隊千歳基地では、毎年7月に航空祭が開催され、多くの人が訪れます。中でも注目を集めるのがブルーインパルスのアクロバット飛行でしょう。くるくる回って飛んだり、スモークで空に絵を描いたりと、驚異の技を魅せてくれます。幼少期に何度か親に連れられて見に行ったことがあるのですが、当時の小林少年には響かなかったみたいです。ただ、大人になった今では「かっけえな…」と思えるようになりました。プラモデル欲しい…。

 

 

煙を出して飛んでいる飛行機

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ブルーインパルス。どうやって練習してるんですかね。

 

他にも紹介したい場所はたくさんありますが、長くなる(もうすでに長い?)のでこのあたりでやめておきましょう。みなさん、北海道に来る機会があればまず間違いなく千歳市に足を踏み入れるはず(新千歳空港あるからね!)ですので、コロナが落ち着いたころに観光してみてはいかがでしょうか。これにて秘密のケンミンSHOW!!!~千歳市編~はおしまいおしまい。

 次回のケンミンSHOW!!!は、次年度の新4年生、あるいは宗原先生の小樽市編でしょうかね。