カレイ目 カレイ科
ババガレイ MIicrostomus achne
(撮影:阿部, 037)

水深10m以深の砂場でよく見かけます。
あたりの様子をうかがう時にはぐぅっと身体を持ち上げます。


実に愛嬌のある顔つきです。
しかし、煮付けにしてこれほど美味しいカレイは他にないでしょう。
宮城県ではナメタガレイと呼び、正月の高級煮物料理として重宝されます。


海底ではカモフラージュの名人。
海底での作業中、巻き立つ砂ぼこりによってきては
人にはおかまいなしに砂から出てきたゴカイなどをついばんだりします。


(撮影:阿部, 016月)
 本種の浮遊生活期間は非常に長く(飼育下、平均水温14℃で85日という報告があります)、着底場所や時期など、その生態はあまりよくわかっていません。2001年の春、臼尻実験所前の水深10m程の砂地でたくさんののババガレイ幼魚がみられました。写真は着底後間もない個体でしょうか。身体はまだ丸みを帯びているようです(写真中央で上側を向いています)。



こちらはしっかり親と同じ体つきになった幼魚。
(写真中央で右斜め上側を向いています)

臼尻Top