ようこそ臼尻へ


 こんにちは。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター臼尻水産実験所です。ここでは北方系沿岸生物の生態について研究しています。
 海岸は人間が生活する陸上と地球の70%を占める海洋との境界線です。海に囲まれた日本は総延長が地球のなんと4分の3周に達する長い海岸線を持っています。そこにはたくさんの不思議な生き物が生息しています。北海道の自然海岸は太平洋を南下する滋養に富んだ親潮と日本海を北上する対馬暖流に洗われ、豊富な生物相により四季折々に景観が変わるエコミュージアムです。私達のマリンキャンパスではスキューバ潜水と飼育、さらに遺伝マーカーを武器に、生き物たちが出題する謎解きに挑戦しています。
 私達の目標は、北の海に暮らす生き物の生態を明らかにし、如何にして海とつきあうか、自然と調和する方法を提案すること、そして研究を通じて私たち自身が環境の世紀と呼ばれる21世紀を拓く海のプロフェッショナルになることです。


北海道大学の広報用サイトのウェブもご覧ください。

 ・Facebook「いいね!Hokudai」の紹介記事(H24年11月26日)
  http://www.facebook.com/notes/いいねhokudai/チェックイン013-海辺のサイエンス拠点臼尻水産実験所/408480805886808
 ・受験生向け教員紹介冊子「知のフロンティア第2号」
  上記サイトの中の「北海道に生息する魚たちの歴史を辿る」です。


実験所の利用

実験所の利用目的は以下の3つに分けられます。

研究・・・・・・・・・ 標本採集、飼育実験、DNA実験や音響データの収集等を行うための研究基地的な利用。北海道大学水産学部を始め、国内外の大学や各研究機関から研究者が来所します。
実習・・・・・・・・・ 実習や研修施設としての利用。毎年、北大新入生を対象に行う実験所めぐり『フレッシュマン実習』や北大水産学部3年生の臨海実習が行われます。
その他・・・・・・・ 毎年、小中学生を対象にスノーケリング教室を開いて、海の面白さや生物への理解を伝えています。