硬骨魚綱 スズキ目 ベラ科
コブダイ Semicossyphus reticulatusValenciennes
(撮影:永井、田中、05年12月)

成長すると雄のおでこがコブのように突き出るコブダイ。
写真は臼尻の定置網にかかった全長35cm程のコブダイですが、
おでこが微妙に盛り上がっているので雄ではないでしょうか?



口にはかなり丈夫そうな歯が生えていました。
この歯で餌の貝や甲殻類を食べるのでしょう。


(撮影:阿部、02年11月)

これは幼魚です。いかつい親とは似ても似つかぬかわいらしさがあります。
コブダイもアミメハギ等と同様に死滅回遊魚で、臼尻で冬を越すことはありません。
江差など、北海道の日本海側では親魚も見られるようです。


撮影:山崎(11年11月)

鮮やかなオレンジ色の体に,胸鰭以外の黒ずんだ鰭を持つ稚魚。
さらに,体側を縦に走る白いラインが一本につながりました。
おそらく上個体よりも少し成長段階が進んだ稚魚と思われます。
ここからさらに成長が進むと,オレンジ色が薄くなり,一番上の写真のような成魚になります。


臼尻Top