撮影:篠原(09年3月)


刺胞動物門 花虫鋼 六放サンゴ亜鋼 イソギンチャク目 ウメボシイソギンチャク科
コモチイソギンチャク Cnidopus japonicus


生態
臼尻では潮間帯で普通に見ることができるイソギンチャクです。繁殖期は晩秋、一斉に放精が始まり、受精した卵をある程度、口部内で育てます。そして、その名の通り親は口部付近に胚を口唇を使って自分の体(体壁)にくっつけます。上写真の触手の下のふさふさは全て赤ちゃんイソギンチャクです。

ある程度成長すると、子どもは親の体から離れていくのですが、親が切り離すのか、子どもが自ら離れるのか、いつどのように離れていくのかなど、子どもの親離れの生態については謎だらけ。現在調査が続けられています。





撮影:篠原(09年3月)

コモチイソギンチャクはプランクトンから貝類、ワレカラ類まで触手に触れたものは何でも餌として食べてしまいます。





撮影:篠原(09年7月)
概要
コモチイソギンチャクは日本で最も色彩変異に富む種と言われていて、色で識別することは困難です。触手は約200本、体高は低く、体(体壁)の中央部にはイボがあり、そこに胚や幼体がくっついています。





撮影:篠原(09年2月)

撮影:篠原(09年3月)




臼尻Top