撮影:阿部(05年1月)

脊索動物門 脊椎動物亜門 条鰭綱 カサゴ目 カジカ科
ウスジリカジカ Icelus mororanis (Jordan and Seale, 1906)


臼尻出現頻度:春○ 夏× 秋× 冬○


生態概要
2009年にやっと名前(和名)がついたカジカです。もちろん、ウスジリは「臼尻」からとったもの。
3−5cmの小型のカジカで、ここ臼尻では冬から春に、水深5〜20mの岩礁帯でよく見ることができます。冬はベロより多く見かけるかもしれません。
冬から春が産卵期とみられ、上写真の個体は繁殖期初期頃の雄です。 この頃、雄の第一背鰭は奇麗な模様で彩られます(黒い縁取りと基部の斑紋)。
アミコケムシの上で 「ここは俺のなわばりだ!」 と主張しているようです。卵塊はコケムシの仲間などに産みつけられ、雄がその世話をします。



                                          撮影:安房田(08年2月)



こちらは繁殖期の雌です。体が普段より赤みがかっており、お腹も大きいです。





                              撮影:安房田(09年3月)

                                      撮影:阿部

                               撮影:坂井(09年1月)

                               撮影:宗原(08年3月)





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